飯舘村蕨平地区の仮設焼却施設 ( 平成28年1月)
環境省「国直轄による福島県における災害廃棄物等の処理進捗状況2(平成28年4月1日現在)」より
福島県内の災害廃棄物等の処理状況、、
東日本大震災による災害廃棄物の処理は、岩手や宮城がほぼ終了したものの、
福島県内は廃棄物の処理終了はまだ先になる、なにしろ対策地域内、放射性物質含む廃棄物なので、、、
国直轄の対策地域内の仮設焼却炉も、8市町村(9施設)において仮設焼却施設を設置。
うち、6施設は稼働中、1施設は建設工事中、1施設は建設工事準備中。
処理進捗も、,捗っているのか,ゆっくりペースなのか、、、仮設焼却炉の稼働期間はいずれも2~3年、
対策地域内国直轄、国代行処理を整理してみた~
しかし、「避難指示解除」を待ち望んでいる人には一日も早い廃棄物の処理だろうが、、
逆に、処理が進めば避難指示の解除、帰還のすすめとなると、それがいいとも思えないので困惑する、、複雑である、、
しかし、不謹慎ないい方ではあるが、、ゼネコン、焼却炉のプラントメーカーにとっては、いまさらながらの災害特需である、、
あっちも、こっちも、、その地域ごとに仮設焼却炉の建設、、、数年で解体工事と、誰のための事業なのか混乱する、、
指定廃棄物については、福島県以外の茨城、栃木、宮城、千葉と、、各県とも、処分場候補地の調査どころか、、、
なにがいいのか悪いのか、,,どうすることが放射性廃棄物の安全な管理となるのか、、、、、
福島県の中間貯蔵などについてもほとんど捗っていない~環境省 福島県における取組み
国直轄による福島県における仮置場と仮設焼却施設の設置状況(平成28年4月1日現在)
(1)仮置場の確保状況
○ 当面必要な仮置場25箇所において供用開始済(うち4箇所において
は原状復旧済)。
○ 仮置場における、環境モニタリングデータを公表中(※1)。
(2)仮設焼却施設の設置状況
○ 8市町村(9施設)において仮設焼却施設を設置することとしている。
うち、6施設は稼働中、1施設は建設工事中、1施設は建設工事準
備中。
○ 仮設焼却施設における、環境モニタリングデータを公表中(※1) 。
(※1) 環境省放射性物質汚染廃棄物処理情報サイト http://shiteihaiki.env.go.jp/
処理対象物/仮設焼却炉の処理能力、事業者名(契約金額) (進捗状況) 災害廃棄物等推計量(t) 処理済量(平成28年2月末時点)
※契約金額は仮設焼却炉の建設+処理業務・履行期限等によりそれぞれ異なる詳細は、調達情報を参照のこと
※処理済量については、除染廃棄物も含み、()内はうち災害廃棄物等の処理済量
飯舘村く小宮地区(飯舘クリーンセンター) 村内の片付けごみ
5t/日 神鋼環境ソリューション・神戸製鋼所JV(約39億円)
(平成26年11月~稼働中) ???約1,700トン(約1,700トン)処理済
履行期限:平成28年3月31日
川内村 村内の災害廃棄物、片付けごみ
7t/日 日立造船(約29億円)
(平成26年12月~平成28年2月末) 2,500t 約2,000トン(約2,000トン)処理済み←2016トン 平成28年2月29日処理完了
履行期限:平成28年9月30日
富岡町 町内の災害廃棄物、片付けごみ、除染廃棄物
500t/日 三菱重工環境・化学エンジニアリング・鹿島・三菱重工JV(約623億円)
(平成27年4月~稼働中) 105,000t 約65,000トン(約18,000トン)処理済
履行期限:平成30年3月31日
南相馬市 市内の災害廃棄物、片付けごみ
200t/日 JFE、日本国土開発JV( 約340億円)
(平成27年4月~稼働中) 260,000t 約31,000トン(約31,000トン)処理済
履行期限:平成30年3月31日
葛尾村 村内の災害廃棄物、片付けごみ、除染廃棄物
200t/日 JFE、奥村組、西松建設、大豊建設JV(約372億円)
(平成27年4月~稼働中) 推計量が?→ 6,700t 約42,000トン(約2,100トン)処理済
履行期限:平成30年3月31日
浪江町 町内の災害廃棄物、片付けごみ、除染廃棄物
300t/日 日立造船・安藤間・神戸製鋼所JV(約495億円)
(平成27年5月~稼働中) 289,000t 約55,000トン(約39,000トン)処理済
履行期限:平成30年3月31日
飯舘村 蕨平地区(減容化事業) 村内の家屋解体ごみ等と除染廃棄物、及び村外5市町の下水汚泥・農林業系廃棄物
240t/日 HI環境エンジニアリング・日揮・熊谷組JV(約414億円)
(平成28年1月~稼働中) 42,000t 約1,400トン(約810トン)処理済
履行期限:平成31年7月31日 飯舘村の蕨平地区は除染土壌のセシウム昇華実証事業もあり~
楢葉町 町内の災害廃棄物、片付けごみ、除染廃棄物
200t/日 JFE・飛島特定業務共同企業体(約353億円)
(建設工事中) 76,000t
履行期限:平成32年3月31日
大熊町----------建設工事準備中 ←入札公告中
200t/日 3,900t?/ 226,150t?
双葉町----------処理方針検討中
(帰還困難区域における処理方針を踏まえて検討) 13,000t
川俣町----------処理方針検討中
(処理方針検討中) 3,300t
田村市-- 既存の処理施設で処理中
(設置しない方針(既存の処理施設にて処理中) 2,300t
指定廃棄物処理( 国直轄)
飯舘村 蕨平地区(減容化事業)※対策地域内廃棄物処理(国直轄)の欄参照
飯舘村 蕨平(仮設資材化実証事業) 村内の焼却炉から発生する焼却灰と村内の除染土壌の一部を用いて、再生利用可能な資材を生成する実証事業 10t/日 日揮・太平洋セメント・太平洋エンジニアリング・日本下水道事業団・農研機構・国際農林水産業研究センターJV
田村市・川内村
・県中、県南、いわき、川内村、会津、南会津の農林業系廃棄物、下水汚泥(想定)
・田村市、川内村内の除染実施区域(20km圏外)の除染廃棄物(想定)
60t/日 三菱・大林・東亜共同企業体 (144億円)←低入札価格調査を実施
履行期限:平成32年3月31日
安達地方 安達地方(二本松市、本宮市、大玉村)の農林業系廃棄物、除染廃棄物
130t/日(想定)未定 (設置に向けて地元調整中)
郡山市 県中浄化センター(福島県が管理する流域下水道)の下水汚泥
90t/日 神戸製鋼所・神鋼環境ソリューション・日本下水道事業団・三菱総合研究所JV
(平成26年3月末日をもって事業終了)(平成26年度から福島県が焼却処理を継続)
鮫川村 村内の農林業系廃棄物、除染廃棄物
1.5t/日 日立造船
(平成26年3月18日から本格運転、、平成27年7月28日焼却終了) 焼却量415トン
災害廃棄物国代行処理
相馬市 相馬市、新地町内の災害廃棄物(追加的に相馬市内の除染廃棄物と農林業系廃棄物を相馬市が処理)
570t/日(階段式ストーカ炉 150 t/日×2炉 回転式ストーカ炉 270 t/日×1炉)タクマ(H26年度は、IHI環境エンジニアリング)
(新地町分は平成26年3月に処理完了焼却量は約1万8千トン(相馬市・新地町仮設焼却施設の解体撤去工事完了 平成28年3月29日に工事が完了)、相馬市分は平成26年11月に処理完了焼却量約6万8千トン)
放射性物質濃度等
広野町 町内の災害廃棄物、除染廃棄物、農林業系廃棄物(除染廃棄物と農林業系廃棄物は、町が処理)
80t/日(ガス化溶融炉 80 t/日×1炉) 新日鉄住金エンジニアリング
(平成27年5月~稼働中) 災害廃棄物 1万6千トン 維持管理記録
南相馬市 市内(避難区域を除く)の災害廃棄物
200t/日(ストーカ炉 200 t/日×1炉) JFE・日本国土特業務共同企業体
(平成28年4月12日火入れ式) 可燃物6万2千トン 運営協議会
仮設焼却炉の放射性物質測定結果など↓↓ここにあり 国によるふくしま災害廃棄物処理の情報サイト 相馬市及び新地町の災害廃棄物の国による代行処理について 広野町の災害廃棄物の国による代行処理について 南相馬市の災害廃棄物の国による代行処理について
福島県(避難区域を除く)における災害廃棄物等の処理進捗状況(平成27年4月24日公表)
平成26年度末までに一部の損壊家屋の解体と国による可燃物の代行処理を除き、概ね処理を完了。
引き続き、国の代行を活用しつつ、着実に処理を実施。
今後は処理の節目毎に進捗状況を報告予定
(1)災害廃棄物について(平成27年3月末現在)
・273万トンの推計量のうち、約97%(263万トン)の処理を完了。
・39市町村のうち、37市町村で処理を完了。すべての内陸市町村において処理を完了。
・広野町と南相馬市においても、損壊家屋解体分(41件)を除く災害廃棄物の処理は概ね完了。損壊家屋の処理については平成27年末までには完了見込み。
・引き続き、国の代行処理を活用しつつ、残り約10万トンの処理を実施(広野町では27年6月より処理を開始予定)。
(2)津波堆積物について(平成27年3月末現在)
推計量134万トンの処理を概ね完了。
国による災害廃棄物代行処理の現状(平成27年4月24日現在)
「東日本大震災により生じた災害廃棄物の処理に関する特別措置法」(平成23年8月施行)に基づき、市町村の長からの要請があり、その必要性が認められるときは、国が市町村に代わって災害廃棄物の処理を実施。
相馬市 新地町
•平成24年3月に代行処理要請を受領。
•相馬市に仮設処理施設3基(約570t/日)を設置し、新地町の災害廃棄物も併せて処理。
•平成25年2月から相馬市、11月から新地町の災害廃棄物等の焼却処理を実施し、新地町分は平成26年3月に、相馬市分は平成26年11月に処理完了。
広野町
•平成25年1月に代行処理要請を受領。
•岩沢地内の町有地に設置した仮設処理施設にて平成27年6月から処理開始予定(約80t/日)
南相馬市
•平成26年3月に代行処理要請を受領。
•平成27年1月に、仮設処理施設の代行処理業務について契約。平成28年5月から処理開始予定(約200t/日)
平成27年度
●平成27年度開閉所農林業系廃棄物処理業務(減容化処理)
業務名:平成27年度開閉所農林業系廃棄物処理業務(減容化処理)
契約年月日:平成28年1月22日
契約方法:一般競争入札総合評価落札方式
業務場所:福島県田村市都路町古道地内及び双葉郡川内村上川内地内
契約業者名:三菱・大林・東亜共同企業体
履行期限:平成32年3月31日
業務概要:本業務は、田村市と川内村にまたがる東京電力株式会社南いわき開閉所敷地内の一部に仮設処理施設を建設し、県内24市町村内の農林業系廃廃棄物を焼却により減容化処理するものである。
契約金額:¥14,418,000,000-(消費税込)
●平成27年度楢葉町対策地域内廃棄物処理業務(減容化処理)
業務名:平成27年度楢葉町対策地域内廃棄物処理業務(減容化処理)
契約年月日:平成27年8月31日
契約方法:一般競争入札総合評価落札方式
業務場所:福島県双葉郡楢葉町地内
契約業者名:JFE・飛島特定業務共同企業体
履行期限:平成32年3月31日
業務概要:本業務は、楢葉町内に仮設処理施設を建設し、楢葉町内の対策地域内廃棄物を焼却処理し減容化するものである。
契約金額:¥35,262,000,000-(消費税込)
平成26年度
●平成26年度葛尾村対策地域内廃棄物処理業務(減容化処理)
業務名:平成26年度葛尾村対策地域内廃棄物処理業務(減容化処理)
契約年月日:平成26年5月20日
契約方法:一般競争入札総合評価落札方式
業務場所:福島県双葉郡葛尾村地内
契約業者名:JFE・奥村・西松・大豊特定業務共同企業体
履行期限:平成30年3月31日
業務概要:本業務は、葛尾村内に仮設処理施設を建設し、葛尾村内の対策地域内廃棄物(除染廃棄物 、片付けごみ等)を焼却処理して、減容化するものである。
契約金額:¥37,152,000,000-(消費税込)
●平成26年度南相馬市対策地域内廃棄物処理業務(減容化処理)
業務名:平成26年度南相馬市対策地域内廃棄物処理業務(減容化処理)
契約年月日:平成26年5月20日
契約方法:一般競争入札総合評価落札方式
業務場所:福島県南相馬市小高区地内
契約業者名:JFE・日本国土特定業務共同企業体
履行期限:平成30年3月31日
業務概要:本業務は、南相馬市内に仮設処理施設を建設し、南相馬市内の対策地域内廃棄物(災害廃棄物、片付けごみ)を焼却処理して、減容化するものである。
契約金額:¥34,020,000,000-(消費税込)
●平成26年度浪江町対策地域内廃棄物処理業務(減容化処理)
業務名:平成26年度浪江町対策地域内廃棄物処理業務(減容化処理)
契約年月日:平成26年7月31日
契約方法:一般競争入札総合評価落札方式
業務場所:福島県双葉郡浪江町地内
契約業者名:日立造船・安藤・間・神戸製鋼所特定共同企業体
履行期限:平成30年3月31日
業務概要:本業務は、浪江町内に仮設処理施設を建設し、浪江町内の対策地域内廃棄物(除染廃棄物、片付けごみ等)を焼却処理して、減容化するものである。
契約金額:¥49,464,000,000-(消費税込)
●平成26年度南相馬市災害廃棄物代行処理業務(減容化処理)
業務名:平成26年度南相馬市災害廃棄物代行処理業務(減容化処理)
契約年月日:平成27年1月23日
契約方法:一般競争入札総合評価落札方式
業務場所:福島県南相馬市小高区蛯沢地内
契約業者名:JFE・日本国土特定業務共同企業体
履行期限:平成30年3月31日
業務概要:本業務は、南相馬市からの災害廃棄物処理の代行要請を受け、南相馬市内に仮設処理施設を建設し、南相馬市の対策地域外の災害廃棄物を代行して焼却処理し減容化するものである。
契約金額:¥41,752,800,000-(消費税込)
平成25年度
●平成25年度川内村対策地域内廃棄物処理業務(減容化処理等)
業務名:平成25年度川内村対策地域内廃棄物処理業務(減容化処理等)
契約年月日:平成26年3月11日
契約方法:一般競争入札総合評価落札方式
業務場所:福島県双葉郡川内村下川内五枚沢地内
契約業者名:日立造船株式会社東北支社
履行期限:平成28年9月30日
業務概要:本業務は、川内村内に仮設処理施設を建設し、川内村内の対策地域内廃棄物(災害廃棄物、片付けごみ)を焼却して、減容化するものである。
契約金額:¥2,929,500,000-(消費税込)
●平成25年度(平成24年度繰越)飯舘村小宮地区対策地域内廃棄物処理業務(減容化処理)
業務名:平成25年度(平成24年度繰越)飯舘村小宮地区対策地域内廃棄物処理業務(減容化処理)
契約年月日:平成25年11月14日
契約方法:随意契約企画競争方式 ←随意契約
業務場所:福島県相馬郡飯舘村小宮字沼平地内
契約業者名:神鋼環境・神戸製鋼共同企業体
履行期限:平成28年3月31日
業務概要:本業務は、飯舘村内に仮設処理施設を建設し、飯舘村内の対策地域内廃棄物(片付けごみを焼却して、減容化するものである。
契約金額:¥3,926,983,200-(消費税込)
●平成25年度飯舘村蕨平地区対策地域内廃棄物等処理業務(減容化処理)
業務名:平成25年度飯舘村蕨平地区対策地域内廃棄物等処理業務(減容化処理)
契約年月日:平成26年3月26日
契約方法:一般競争入札総合評価落札方式
業務場所:福島県相馬郡飯舘村蕨平地内
契約業者名:IHI環境・日揮・熊谷組廃棄物等処理業務共同企業体
履行期限:平成31年7月31日
業務概要:本業務は、飯舘村蕨平地区に仮設処理施設を建設し、飯舘村内の対策地域内廃棄物(除染廃棄物、災害廃棄物、片付けごみ)ならびに村外の農林業系廃棄物、下水汚泥を焼却して、減容化するものである。
契約金額:¥41,433,000,000-(消費税込)
●平成25年度富岡町対策地域内廃棄物処理業務(破砕選別、減容化処理)
業務名:平成25年度富岡町対策地域内廃棄物処理業務(破砕選別、減容化処理)
契約年月日:平成26年3月11日
契約方法:一般競争入札総合評価落札方式
業務場所:福島県双葉郡富岡町地内
契約業者名:MHIEC・鹿島・MHI共同企業体
履行期限:平成30年3月31日
業務概要:本業務は、富岡町内に仮設処理施設を建設し、富岡町内の対策地域内廃棄物(災害廃棄物、片付けごみ、除染廃棄物)を破砕選別、焼却して、減容化するものである。
契約金額:¥62,265,000,000-(消費税込)
対象市町村 飯舘村 南相馬市 川俣町 浪江町 葛尾村 双葉町 田村市 大熊町 川内村 富岡町 楢葉町 減容化処理に係るアドバイザリー委員会 国直轄による福島県における
災害廃棄物等の処理進捗状況 減容化に向けた取組み 福島県鮫川村における実証事業 福島県福島市における実証事業 福島県県中浄化センターにおける実証事業 福島県飯舘村蕨平地区における可燃性廃棄物減容化事業
( 3.6MBKB)
フクシマエコテックについて