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長野県 家庭ごみ少ない県1位 環境省調査、処理有料化が効果/長野

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中日新聞「家庭ごみ少ない県1位 環境省調査、処理有料化が効果」より転載

■ 家庭ごみ少ない県1位 環境省調査、処理有料化が効果
中日新聞 2016年3月27日
 県内で二〇一四年度に家庭などから出たごみの量は、一人一日当たり八百三十八グラムで、前年度比九グラム減り、全国の都道府県で最も少なかったことが二十五日公表の環境省の調査で分かった。県がごみの少なさで日本一になるのは一九九八年度の統計開始以来初めて。

 調査は家庭や店などから出る一般廃棄物が対象で、産業廃棄物などは除く。県は〇九年度に八百八十一グラムで全国四位だったが、五年で四十三グラム を削減。一一年度に三位、一三年度に二位に上がり、今回トップになった。二位は沖縄県、三位は熊本県、全国平均は九百四十七グラムだった。

 県資源循環推進課によると、県内の七十七市町村の約九割に当たる六十九市町村で、ごみ袋に氏名を書いて出すことを義務化し、六十市町村で家庭ごみ の処理を有料化している。各市町村の取り組みが効果を上げているとみられ、同課の担当者は「ごみ処理費用の削減や、焼却で生じる二酸化炭素(CO2)の削 減につながっている」と分析する。

 市町村別では川上村が約三百十九グラムで、全国で三番目に少なかった。全国四位に南牧村、五位に中川村が入るなど、上位十市町村のうち六つを県内の自治体が占めた。

 (今井智文)

 

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