TBS News「ごみ処理施設で作業員死亡、大量の灰で生き埋め」より転載
■ ごみ処理施設で作業員死亡、大量の灰で生き埋め
TBS News 2016年3月22日
さいたま市のごみ処理施設で、作業員の男性が突然落ちてきた大量の灰で生き埋めとなり、死亡しました。
21日午前、さいたま市見沼区のごみ処理施設で、作業員の男性2人が焼却炉の煙を浄化する高さ6メートルの装置の中で清掃作業を行っていたところ、突然、大量の灰が落下しました。
この事故で東京・葛飾区の会社員、佐藤和男さん(60)が生き埋めとなり、病院に運ばれましたが死亡しました。落ちてきた灰は浄化装置に設置されたフィルターに溜まっていたとみられるということです。
警察は業務上過失致死の疑いも視野に調べています。(21日23:28)
さいたま市
●さいたま市東部環境センター
東部環境センターは、昭和59年8月稼動の焼却施設(焼却炉3基 処理能力1日[24時間]当たり各100トン)と、昭和59年12月稼動の破砕施設(処理能力1日[5時間]あたり75トン)があります。
本施設では、高効率なごみ処理を実現するとともに、公害防止と周辺環境の保全を最優先に考え、焼却によって発生する熱エネルギーについて積極的に有効利用を図るなど、極めて合理的かつ清潔な施設として稼動しております。
焼却施設については、最近問題となっているダイオキシン類の発生防止対策と老朽化した建築物・機器類の改修を目的とした工事を、平成11年から13年度 の3ヶ年継続事業として実施しました。特に、ダイオキシン類発生防止対策については、最新の高度な技術を導入して排ガス処理設備を改修し、公害対策には万 全を期しております。また、焼却炉の運転に必要な自動制御装置の改良、発電設備の出力アップを図り、余剰電力を電力会社に売電することにより、余熱利用の 更なる効率化を図るなど、安定した環境にやさしい施設としてよみがえりました。
今後も、安全かつ適正な維持管理に努め、市民の皆様に安心していただける施設として稼動してまいります。
東部環境センター もえるごみの流れ
また痛ましい事故が起きてしまった、
つい先日も、富山環境整備で2人が亡くなっている
ごみの焼却施設、どんなに公害対策が進歩して立派なプラントを整備といえども、
施設の安全な運転管理は各種の定期点検や整備あればこそ、
そして、そのための灰清掃などは必須項目なんだろうが、、
施設の表面的な安全性だけがアピールされて、、、
それらを維持するための必要不可欠な危険な業務は見過ごされがち、
こうして悲惨な事故となって報道されるのも氷山の一角なのではないか、