環境省福島環境再生事務所 2016年03月09日
川内村における対策地域内廃棄物の減容化処理完了について環境省では、平成26年12月から川内村の旧警戒区域内で発生した廃棄物の減容化処理を進めておりましたが、平成28年2月29日に処理が完了いたしましたのでお知らせいたします。
1 概要川内村仮設処理施設では、村内の旧警戒区域内で発生した対策地域内廃棄物(片付けごみ、被災家屋の解体に伴う廃棄物等)を処理するため、平成26年12月より減容化処理を進めてまいりました。
処理期間中に片付けごみ963トン、被災家屋の解体に伴う廃棄物1,053トン、合計2,016トンを処理し、平成28年2月29日で廃棄物の減容化処理が完了いたしました。
<施設概要>
設置場所:福島県双葉郡川内村大字下川内字五枚沢地内
処理能力:ストーカー炉 7トン/日(8時間運転)
<処理実績>
処理量:2,016トン
発生した焼却灰:主灰214トン、飛灰444トン
焼却灰等の放射性物質濃度:主灰690~15,000Bq/kg
:飛灰510~ 21,900Bq/kg
焼却灰は事業用地内の仮設灰保管施設に保管し、継続的に環境モニタリング等を実施しながら、最終処分場に搬出する計画です。
川内村の仮設焼却炉(7t/日)は日立造船(約29億円)
契約の履行期限は平成28年9月30日だった。
平成26年12月~平成28年2月29日(約1年2ヶ月)
7トン/日炉で、2,016トン
さすがに主灰も690~15,000Bq/kgと、かなりのばらつき、
飛灰は、510~ 21,900Bq/kg
環境省では、浪江町、双葉町及び富岡町の対策地域内において東日本大震災直後に暫定的に集積された災害廃棄物(津波がれき)の収集及び仮置場への搬入業務を本年3月末で完了することになりましたのでお知らせいたします。 ※震災直後に暫定的に集積された災害廃棄物(津波がれき)は、被災地に点在していたり、大規模に集積されていたものです。
浪江町、双葉町及び富岡町の津波被災地のがれき撤去については、平成26年度から実施しておりました。
3月末までに、約18.3万トン(浪江町棚塩・請戸・中浜・両竹・北幾世橋・幾世橋地区15.6万トン、双葉町両竹・中野・中浜地区0.9万トン、富岡町毛萱・仏浜・曲田地区1.8万トン)のがれきの収集及び災害廃棄物仮置場への搬入が完了いたします。
これまで対策地域内でがれき撤去が完了したのは、平成25年6月に完了した楢葉町、平成27年3月に完了した南相馬市となります。
また、仮置場に搬入したがれきは、破砕選別を進めており、コンクリート殻や津波堆積物を海岸防災林事業等の公共事業の資材として活用するなど再生利用を進めてまいります。
なお、がれき撤去を行う中で、新たに発見された被災車両等については、引き続いて撤去を行ってまいります。