■ 約470億円、DBO採用/4月に一般競争入札/町田市の熱回収施設
日刊建設通信新聞 (会員登録) 2016年2月22日
東京都町田市が循環型施設整備事業の一環として計画している、熱回収施設等(仮称)整備運営事業の整備運営費が約470億円になることが明らかになった。 DBO(設計・施工・運営)方式を採用し、3月下旬に特定事業に選定する。2016年度に事業者を選定する。総合評価一般競争入札として4月に公告する予 定だ。7月に事業者提案書などの提出を求め、9月に開札、10月に落札者を決める。12月(第4回)市議会定例会の承認を得た上で、年内に事業契約の締結 を目指す。
事業期間は41年3月までの約25年間。うち施設整備期間は23年12月までの約7年を見込む。事業者は契約締結後、17年1月から設計に入り、同年下期 には建設工事に着手する予定。ストックヤード棟を除く熱回収施設などの整備は、21年6月までの約4年を見込む。その後、21年7月から約3年間で既存工 場棟の解体工事やストックヤード棟整備、造成、外構などといった跡地整備工事を進め、23年12月に完成させる。
同市が19日に発表した16年度予算案に、循環型施設整備事業費2億6610万円を計上。また、熱回収施設等整備運営費として16-40年度債務負担行 為事業に総額470億9610万円を設定している。このほか、設計施工監理委託費791万円、16-23年度債務負担行為事業費に総額2億4636万円を 設定した。設計施工監理業務は12月までに外部委託する。
町田リサイクル文化センター(下小山田町3160)の敷地約7.7ha内に建設する熱回収施設は、▽焼却施設▽バイオガス化施設▽不燃・粗大ごみ処理施 設--の3施設で構成。規模は、焼却施設がストーカ式で処理能力が日量258t(2炉×129t)、発電効率は高効率発電施設(17%以上)。生ごみ等バ イオガス化施設は機械選別、高温・乾式処理方式で日量50t、不燃・粗大ごみ処理施設は日量47tの処理能力を計画している。-- ...
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