■由利本荘情報漏えい、被害届提出へ 清掃センター委託業者選定
秋田魁新報 2016年2月6日
秋田県由利本荘市発注の本荘清掃セン ター運転管理業務委託の業者選定をめぐり、審査情報が市側から漏えいした疑いがある問題で、長谷部誠市長は5日、市監査委員に依頼した監査では真相究明に 限界があるとし、警察に被害届を出す考えを明らかにした。市は、審査情報漏えいが官製談合防止法違反や守秘義務を課した地方公務員法違反に該当する可能性 があるとみている。
市に3日提出された監査委員の中間報告の内容は、この日の市議会全員協議会で市当局が説明した。報告では「市から情報が漏えいしたことは間違いがない」 と断定。しかし、関係職員らの聞き取りで漏えいした人物の特定はできず、「悪意のある何者かによって盗み出されたと思われる」と指摘するにとどまった。
情報漏えいによって、業者が市に提出した提案書を差し替えたり、市職員が不自然な採点をしたりした事実は確認されなかったという。中間報告は「市と業者との癒着、談合は確認できなかった」とした。
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