■ PCB処理・高濃度ベンゼン検出 北九州市、再発防止策了解 /福岡
毎日新聞-2016年2月4日
ポリ塩化ビフェニール(PCB)の無害化処理を担う若松区の中間貯蔵・環境安全事業(JESCO)北九州事業所のベンゼン排出問題で、北九州市は3日、同社の再発防止策に盛られた設備改善工事や組織運営の見直しなどの着手を認めることを決めた。
3日の市議会環境建設委で「基本的方向性は了解した」と報告した。ただ、市環境局の井上雄祐・環境監視部長は委員会後の取材に「現時点では操業再開を認めたわけではない。各段階での安全性担保を確認し、工事後も試運転などで安全性を確認する」と付言した。
市側も、毎月1回の立ち入り検査や軽微なトラブルなど全てのリスク情報収集などで監視態勢を強める。【祝部幹雄】
〔北九州版〕