■都に土壌除染を要請 江戸川、足立、葛飾の8団体 都営住宅敷地などで測定
東京新聞 2016年1月29日
江戸川区と足立、葛飾区の8市民団体は共同で28日、3区内で独自に実施した放射能汚染調査で、都営住宅敷地内など都有地の土壌に高濃度汚染が見つかったとして、速やかに除染処理をするよう都に要請した。
要請したのは、足立あおぞら連絡会、葛飾青空の会、江戸川大気汚染をなくす会など8団体。都庁で記者会見し「子どもたちが遊ぶ場所が多いので除染してほしい」などと語った。
8団体は東京電力福島第1原発事故の影響を調べるため、2014年12月~15年12月に3区内の都営住宅や駐車場、公園など49地点で土壌の放射性物質濃度を測定。このうち32地点で1キログラムあたり8000ベクレルを超え、最高値は葛飾区の都営住宅で測定された4万600ベクレルだったという。
都環境局は、取材に「国のガイドラインによる除染の目安には達しておらず、健康上問題ない」と説明している。
この記事を読むだけではよくわからないが、、、
都環境局も、「「国のガイドラインによる除染の目安には達しておらず~」と,,切り捨てて、
もう少しは対応の仕方があるのではないか、、、
あちこちいまだに高い放射線量は出てくるようだ、
すこしでも都民の不安をなくすように、高いところは相応の対応が必要なのではないか、、、、
なにしろ、東京都は「汚染状況重点調査地域」「除染実施区域」と指定を受けていないので、
市町村も除染の計画も実施もないのが現状、追加被爆が
しかし、東京都も、日本経済新聞の「東京・神奈川のセシウム分布図公表 奥多摩町など高く 文科省」によると、「東京都内では、奥多摩町の北端で土壌中のセシウム濃度が最も高く、1平方メートルあたり6万~10万ベクレル、放射線量は毎時0.2~0.5マイクロシーベルトだった。~(略)~最も高かった奥多摩町北端の放射線量は、「ホットスポット」と呼ばれる千葉県柏市や松戸市周辺と同レベルだった。葛飾区や江戸川区の東部などでも周辺よりわずかに高い地域があった。 23区内や多摩東部の大部分、神奈川県のほぼ全域は、セシウム濃度が1平方メートルあたり1万ベクレル以下、放射線量が毎時0.1マイクロシーベルト以下だった。」ということで、けっして安心できる範疇ではないのだから。
福島原発事故以降、区市町村も、幼稚園や学校など公共施設の放射線量の測定、学校給食の放射性物質測定、ときにはプールや土壌の測定も実施している。少しでも区民の不安の解消に努めている。ホットスポット的なところがでてくれば、きちんと対応すべきなのではないか。都がやるべきか区がやるべきかはわからないが、、、
「汚染状況重点調査地域」として指定を受けた市町村は、汚染の状況について調査測定を実施し、除染を実施する区域や除染の実施者、手法などを定めた除染実施計画を策定します。市町村、県、国等は、この計画に基づき除染を実施しています。
福島県外の市町村について、除染実施計画に定める除染等の措置の完了状況(平成27年9月末時点)は以下のとおりです。
20市町村: 完了 除染等の措置が完了しています。 29市町村: 概ね完了 平成27年9月末時点で除染等の措置は完了していますが、未測定施設等における測定結果や、国(国有施設の管理者)や県(県有施設の管理者)等との調整により、必要に応じて除染等の措置を継続する可能性があります。 9市町村: 継続 平成27年10月以降も除染実施計画に基づく除染等の措置を実施する予定です。