JX金属苫小牧ケミカル株式会社(北海道苫小牧市)は、すでに、平成26年3月11日 と平成27年9月10日に低濃度PCB無害化処理(焼却施設)に係る大臣認定施設となっている。苫小牧民報の「PCB汚染土壌やコンクリート処理 16年度に実証実験-JX金属苫小牧ケミカル」によると、「2016年度、PCBで汚染された土壌やコンクリートくずを処理する事業の認可に向けた実証試験を計画している。」とのこと。「全国では、老朽化した工場などを解体、建て替えする際に施設や土壌がPCBに汚染されているケースがある他、トランスを運ぶ際、落下させるなどし、床を汚染してしまう事例もあり、処理事業には一定の需要があるとみられる。」と、、実証試験から認可まで、少なくとも1年程度かかるようだ。
苫小牧民報-2016年1月13日
有害化学物質のPCB(ポリ塩化ビフェニール)の低濃度廃棄物焼却事業を展開するJX金属苫小牧ケミカル(苫小牧市勇払、米田寿一社長)は 2016年度、PCBで汚染された土壌やコンクリートくずを処理する事業の認可に向けた実証試験を計画している。環境省による事業認可手続きなどを経て、 17年度下期にも事業を開始したい考えだ。
また、JX金属苫小牧ケミカルは、JESCO北海道事業所の、高濃度PCB処理事業終了後の、施設解体時のことまで見込んでいるようだ。先を見据えた事業展開、、、需要があるなしに限らず、そういう技術を確立させておく必要はあるのだろう、、
今、パブコメ中の「PCB 廃棄物の期限内処理の早期達成に向けた追加的方策について~ 確実な処理完了を見据えて ~(案)」の、「おわりに」中で、「JESCO においては、処理完了後を見据えて、処理施設の解体等において必要となる技術的な検討等、現時点から着実にその準備に向けた取組を進めていくことが適当である。」となっているのだが、PCB汚染処理プラントだけにとどまらずということであろうが、、、JESCOにそこまで求めても、終了後よりも、着実に、確実に、届出、登録されたPCB廃棄物を、もれなく、完全に無害化処理をおこなうことが先決であって、それすら処理期限までにできるかどうかも疑わしいのに、、、ということで、解体時の後始末処理などは、JESCO自らがおこなったりすると、,,またまた事業終了後、更地にするの時間がかかるので、認定施設での処理の道筋ができれば、、心置きなく処理に全力投球できるのではないか?
経済産業省