東京二十三区清掃一部事務組合HPで、世田谷清掃工場の対策状況説明会の当日資料と、開催結果が出ているのだが、、
参加者は、3回の開催で、50名。そして、A4版1枚に、6項目、主な質疑としてまとめられているが、あまりにコンパクトすぎ、
質疑の中では、あまり目新しいことはでていなかったが、
作業環境改善のための対策内容への回答で、「全国のガス化炉調査において、同様の課題を克服した例があり、この知見を活用することでさらなる改善につながると考えています。」とあるが、、、なるほどね。全国のガス化溶融炉、、あっちでも、こっちでも、同じようにダイオキシン類漏れの問題を抱えているのだ、これが(流動床)ガス化溶融炉の実態なのだ、そういうものなのだ、、、、と、再認識。
東京二十三区清掃一部事務組合HPから転載
世田谷清掃工場の現状と今後の対応について 世田谷清掃工場対策状況説明会を開催しました東京二十三区清掃一部事務組合では、世田谷清掃工場の作業環境におけるダイオキシン類の濃度測定結果が第3管理区域になったことを受け、作業環境の回復に取り組んでいます。
本件について、世田谷清掃工場周辺にお住まいの皆様を対象に、これまでに実施した対策内容や現在の状況などをお知らせするための説明会を開催しました。
本説明会の開催結果について、お知らせいたします。
詳細は、以下のリンク先をご覧ください。
平成27年12月18日世田谷清掃工場対策状況説明会の開催結果について(PDF:151KB)
平成27年12月18日世田谷清掃工場対策状況説明会資料(PDF:2,069KB)
平成27年11月27日世田谷清掃工場対策状況説明会のご案内(終了しました)(PDF:270KB)
平成27年11月4日世田谷清掃工場の試験焼却状況(1号炉)について(PDF:84KB)
平成27年9月18日世田谷清掃工場の現状と今後の対応について(PDF:567KB)
平成27年3月11日世田谷清掃工場の今後の対応について(PDF:195KB)
平成27年2月13日世田谷清掃工場の作業環境測定結果について(PDF:224KB)
平成26年12月25日世田谷清掃工場の再稼働について(PDF:130KB)
平成26年12月11日世田谷清掃工場焼却炉停止に伴う大気環境測定結果について(PDF:73KB)
平成26年11月20日世田谷清掃工場焼却炉の停止について(PDF:168KB)
●「世田谷清掃工場対策状況説明会資料」から抜粋
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廃棄物の焼却施設
ごみを燃やすことでダイオキシン類を生成しているのだから、、
特に、生成しやすい流動床のガス化炉から漏れたらアウトでしょう
炉から漏れなくとも、砂循環、不燃物抜き取りと、、
施設の各所は、ダイオキシンまみれの粉じんだらけ、
これだけケチがついても、あんな囲い込みまで本格化して大丈夫なのか、
これ以上の大事故になる前に、休止なり、廃止を検討したほうがいいのでは、、、
なにも、流動床ガス化溶融炉に限らず、
ごみを燃やしている限りは、ストーカ炉にしろなんにしろ、
分解するとはいえ、バグフィルターで捕捉するとはいえ、
ダイオキシン類は生成する、
定期点検等で、委託業者はレベルⅡなり、レベルⅢの保護具で、、
灰清掃、バグフィルター、ボイラー点検 炉内点検、etc.、
ダイオキシン類、粉じん、焼却灰のなかでの危険な作業があって成り立っている
廃棄物の焼却とはそういうものなのだとあらためておもう
ダイオキシン問題、
それを避けるには、基本に立ち戻るしかない、
ごみを可能な限り減らす、焼却ごみを減らす、、
世田谷清掃工場、この先、どうなるのかと、
これまでは、世田谷清掃工場の良好な作業環境の確保、職員の安全環境を最優先に、、と、
そういうなかで、その都度、焼却炉を止めて、長い間操業を止めて、安全対策をしてきたというのは事実、
その対策内容がいいのかどうかなどはわからないが、、、
そして、今後も安全環境を最優先にしていけるのかどうか、新たな不安もあるのだが、、、
原因究明の「検討委員会」の報告が平成28年度の夏頃、中間のまとめは来年2月中旬頃にはでるようなので、、、
それにしても、、、
全国各地のガス化溶融炉、うまくいっているところもあるのだろうが、、、
やはり、いろんな問題を抱えているのはまぎれもない事実、
各地の廃棄物処理施設の機種選定委員会でも、
未だに、ガス化溶融炉、流動床ガス化溶融炉と、,,名指しで選定する自治体もある、、、
そして、入札、建設と、、いろんな事故や問題は、自治体間で共有しないと、、、
環境省の平成25年度一般廃棄物処理施設の集計で、
全国1,172施設のうち、ストーカ炉等の焼却施設が圧倒的に多いが、ガス化溶融炉は97施設(8%)と、着々と増え続けている。
平成26年度、27年度と、完工した施設や、新たな建設計画の施設も増え続けている。一方、灰溶融施設は、休止が相次いでいる。
もう8年前になるのだが、神戸新聞(2007年12月)で、『かさむ補修費、自治体圧迫 「ガス化溶融炉」問題多発』が報道されたが、その中で、税金使途に関心を 田中勝・岡山大大学院環境学研究科教授(廃棄物工学)の話とし て、「小規模施設に向く特性があるものの、大都市は新技術を厳しく評価したため、あまりガス化溶融炉を選んでいない。外国で失敗した技術が流行しているの は、 日本では新しい技術は「より良い技術だ」と評価する傾向も影響したと思う。メーカーは安く仕事を取って後から回収するので、維持管理費が高くなりがち。市 民はもう少し税金がどのように使われているのか関心を持つ必要がある。」と、田中勝氏がコメントしているのだが、、その田中勝先生、「世田谷清掃工場ガス化溶融検討委員会」で、検討会の委員長を務め、「キルン式」または「流動床」が望ましいと選定した。そのあげくの世田谷の流動床ガス化溶融炉導入、,,そして、、故障毒発、ダイオキシン漏えいと、,今日に至る~
参考に、
●一般廃棄物焼却施設【ガス化溶融炉】一覧(2015年12月)(渡辺作成)
●一般廃棄物焼却施設【灰溶融炉】一覧(2015年9月)」(渡辺作成)
本ブログより
■環境省 日本の一般廃棄物処理 平成25年度版(平成27年2月末現在) 直接焼却は80% 2015年03月23日
(抜粋)
7.ごみ焼却施設の整備状況
(1)ごみ焼却施設の炉型式別施設数の推移
まだまだバッチ炉がかなりある、
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注)・(民間)以外は市町村・事務組合が設置した施設で、当該年度に着工した施設及び休止施設を含み、廃止施設を除く。
・機械化バッチ式の数値は(バッチ式-固定バッチ式)により算出。
(2)ごみ焼却施設の種類別施設数の推移
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注)・(民間)以外は市町村・事務組合が設置した施設で、当該年度に着工した施設及び休止施設を含み、廃止施設を除く。
・平成16年度まで炭化施設は焼却施設へ含まれている。
民間の焼却施設、ガス化溶融炉の施設数など気になったので、
民間だけでグラフにしてみた~
(環境省のこの報告は、一般廃棄物に関するものなので、一般廃棄物を処理する民間施設)
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(3)ごみ焼却施設の処理方式別施設数と処理能力の推移
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注)・(民間)以外は市町村・事務組合が設置した施設で、当該年度に着工した施設及び休止施設を含み、廃止施設を除く。
こうしてみると、市町村の焼却炉は圧倒的にストーカ式が多いが、民間では少ない、
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