■ 再処理工場で火災=IAEA機器原因か—日本原燃
ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 2015年12月17日
日本原燃は17日、原発から出る使用済み核燃料の再利用を目指して建設中の六ケ所再処理工場(青森県)で、火災が発生していたと発表した。使用済み燃料を一時的に貯蔵する建屋に設置された国際原子力機関(IAEA)の機器が原因とみられる。
原燃によると、IAEA職員らが16日、工場内の建屋で停電時も監視カメラなどの機器が動くようにするため、バッテリーの交換に訪れたところ、黒い粉など を確認した。地元消防が17日に現場を確認した結果、火災と判断。負傷者はなく、火災がいつ発生したかは不明という。
[時事通信社]
火災がいつ発生したかは不明、、恐ろしい、
日本原燃株式会社 平成27年12月17日
再処理工場 使用済燃料受入れ・貯蔵建屋(管理区域内)における火災について
12月16日、再処理工場使用済燃料受入れ・貯蔵建屋の燃料受入れエリア(管理区域内)において、(公財)核物質管理センター職員および当社社員立会いのもと、IAEA査察官が、IAEAの査察機器※の部品(ハードディスク・無停電電源装置バッテリー)の交換のため、査察機器が収納されているキャビネットを開けたところ、10時47分、同キャビネット内に黒い粉および黒い異物を確認しました。
この段階で、IAEA査察官・(公財)核物質管理センター職員・当社社員は、火災の可能性があるという認識はなく、本日、現場の状況を公設消防に説明し、その後、公設消防が現場を確認した結果、14時16分に火災と判断され、同時刻に鎮火が確認されました。
本事象による周辺環境への影響はなく、負傷者もおりません。
※査察機器:使用済燃料の受入れを監視するカメラなど
別紙:再処理事業所 構内配置図(PDF)