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NHKスペシャル「追跡 原発事故のゴミ」 「仮置き」だらけの原発事故ゴミ!NHKが『放置』の実態を独自調査

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NHKスペシャル 東日本大震災 「追跡 原発事故のゴミ」】予告動画より


■ 「仮置き」だらけの原発事故ゴミ!NHKが『放置』の実態を独自調査
J-CASTニュース 2015年11月19日 【NHKスペシャル 東日本大震災 「追跡 原発事故のゴミ」】  総合 11月21日(土) 21:00 ~21:49

   東 京電力福島第一原子力発電所の事故により、東日本に放射能が降り注いだ。汚染された土壌や稲わらなど除染作業で生じた廃棄物(ゴミ)の量 は、全国でおよそ3000万トンを超えると国は推計してきた。しかし、どこにどのような状態で置かれているのか、詳しい状況は依然はっきりしなかった。そ れがNHKの独自調査と自治体へのアンケートで初めて明らかになったという。
   避難した住民の帰還を進めている福島の町村では、大量の汚染廃棄物が住宅の周りに積み上げられている。東北や関東の広い地域でも、低レベルな がら廃棄物が空き地や学校の近くに置かれたまま。これらのほとんどが、最終的な処分地が決まらない「仮置き」の状態だ。法律上は各県ごとに処分地を決める ことになっているが、いずれも住民の激しい反対によって決まらず、廃棄物は宙に浮いた状態が続いている。
   放射能に汚染された廃棄物とどう向き合えばいいのか。各地の現状と取り組みを報告する。

*NHKスペシャル 東日本大震災 「追跡 原発事故のゴミ


減容化技術の開発とは汚染土壌や焼却灰からセシウムを分離させ、再利用する
NHKスペシャル 東日本大震災 「追跡 原発事故のゴミ」のなかで紹介される、児玉龍彦東京大学教授が推奨する飯舘村の「減容化技術の開発」なるもの、、、おそらく、「飯舘村蕨平地区対策地域内廃棄物等処理業務(減容化処理)(IHI環境・日揮・熊谷組JVが約414億円で契約)として進められているものだとおもう。環境省の「福島県飯舘村蕨平地区における可燃性廃棄物減容化事業」によると、「焼却減容化施設」と「仮設資材化実証事業」があり、仮設焼却炉は11月25日には火入れ式との新聞報道あり。そして、「資材化実証事業」というのが、「1300℃以上の高温で放射性物質を分離」するというもののようだ。

汚染土壌と焼却灰を高温(1300℃以上)でセシウム分離・昇華(揮発)させる
技術開発の促進とはいうが、、セシウムの濃縮した焼却灰と、セシウムに汚染された土壌からセシウムを分離して、焼却灰や土壌のセシウム濃度を100Bq/Kg以下にして再利用する実証事業。なにしろ土壌も焼却灰も燃えない、自燃はしない、、エネルギー源は何かわからないが、、膨大な外部エネルギー(焼却灰の溶融処理の反省はないのか)が必要となる。実証段階とはいえ、コストをかけて、リスクを冒して、セシウムの分離、そこまでする必要があるのか。中間貯蔵施設がうまくいかないからといって、、あらゆる方策を模索するのだろうが、、、、、、、まさに,技術開発のための実験場である。  環境省の「除染・減容等技術実証事業の取組について」をみると、今回の飯舘村蕨平での事業は、日揮の、「回転式昇華装置」という装置での実証事業のようである。(ロータリーキルン炉のようなもので高温(1300℃以上)で焼却・揮発させてセシウムを集めて分離か?)

関連(本ブログ) 詳細は↓↓
飯舘村・蕨平の仮設焼却炉 25日に火入れ式  2015年11月21日
飯舘村 蕨平の仮設焼却炉は11月下旬稼働 & 汚染土壌・焼却灰のセシウム昇華(気化)実証事業/福島 2015年11月13日


■ 大量の原発事故ゴミ 基準以下でも処分できず
NHK 2015年11月21日
東 京電力福島第一原子力発電所の事故で、各地に降った放射性物質を含む廃棄物のうち、国が定めた濃度の 基準を下回っているのに住民などの理解が得られず処分できないままのごみが、少なくとも東日本の11の都と県で合わせて20万トンに上ることがNHKの調 査で明らかになりました。
原発事故で降り注いだ放射性物質を含む稲わらや下水汚泥などのうち、濃度が1キロ当たり8000ベクレルを超えるものについて、国は「指定廃棄物」として管理しますが、この基準を下回れば一般のごみとして処分できるとしています。
し かし、NHKがことし9月から今月にかけて東日本の自治体にアンケートを行ったところ、濃度の基準を下回っているのに、健康影響や風評被害などを懸念する 住民や処理業者の理解が得られず、処分できないまま保管されているごみが少なくとも東日本の1都10県の67の市町村で合わせて20万トン余りに上ること が明らかになりました。
このうち横浜市は、下水処理場で出た基準以下の濃度の汚泥を4年前に埋め立てて処分しようとしましたが、住民の反対で今も3万8000トン余りを処理場のコンテナに保管し続け、これまでの保管費用は26億円に上っています。
この状況について井上信治環境副大臣は、「8000ベクレル以下なら安全に処分できるので、ぜひ処分を進めてほしい。住民への説明や費用の補助など国として自治体を支援したい」と話しています。 




●国が責任をもって処理する指定廃棄物(8,000Bq/Kg超)は
12都県で166,329t(平成27年9月30日現在)

福島県の焼却灰などまだまだ増え続けている、

東京の指定廃棄物(江戸川清掃工場の飛灰)は、
新海面処分場Bブロック『清掃工場焼却灰(集じん灰)一時保管エリア(E)』に仮置きのまま~


環境省「指定廃棄物情報サイト」より


環境省 放射性物質汚染廃棄物処理情報サイト

環境省 除染情報サイト

環境省 中間貯蔵施設情報サイト


 



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