NHKスペシャル 東日本大震災 「追跡 原発事故のゴミ」】予告動画より
■ 「仮置き」だらけの原発事故ゴミ!NHKが『放置』の実態を独自調査
J-CASTニュース 2015年11月19日
東京電力福島第一原子力発電所の事故により、東日本に放射能が降り注いだ。汚染された土壌や稲わらなど除染作業で生じた廃棄物(ゴミ)の量 は、全国でおよそ3000万トンを超えると国は推計してきた。しかし、どこにどのような状態で置かれているのか、詳しい状況は依然はっきりしなかった。そ れがNHKの独自調査と自治体へのアンケートで初めて明らかになったという。
避難した住民の帰還を進めている福島の町村では、大量の汚染廃棄物が住宅の周りに積み上げられている。東北や関東の広い地域でも、低レベルな がら廃棄物が空き地や学校の近くに置かれたまま。これらのほとんどが、最終的な処分地が決まらない「仮置き」の状態だ。法律上は各県ごとに処分地を決める ことになっているが、いずれも住民の激しい反対によって決まらず、廃棄物は宙に浮いた状態が続いている。
放射能に汚染された廃棄物とどう向き合えばいいのか。各地の現状と取り組みを報告する。