Tウオッチ連続講座 歴史に学ぶ、くらしの安全講座(Ⅰ)
第3回 飲料水の安全と水循環 河川汚染の歴史と界面活性剤を考える
中地 重晴氏 熊本学園大学教授/Tウオッチ理事長
11月14日(土) 全水道会館中会議室(5F)
内容
1.日本の河川に関わる過去 歴史について
2.日本の河川の現在 水質の現状と課題
合成洗剤問題の視点、考え方
3.日本の河川の未来 水循環法の課題
盛りだくさんの内容を駆け足で、、、
Tウオッチらしく(?)、おもに化学物質の側面から,、
感想というか、自分なりのまとめ
ざっくりとらえると、過去のさまざまな公害、負の歴史から、
排出する事業所への排出規制はできた、いまではPRTR法も,
しかし、往々にして,事故や人為ミスでの河川への有害化学物質流入は起きている、
福島原発事故では放射性ヨウ素、セシウム問題も、不法投棄廃棄物からの化学物質流入
一方、家庭排水は規制はなく、家庭でもさまざまな化学物質は下水へ、
合成洗剤、漂白剤、殺菌剤、除菌剤,柔軟剤、
下水道での処理、浄水場での処理、、、水道水の基準は厳しく設定されているが~
「水」に限らず、何事も同じではあるが、,,
突き詰めて考えれば、発がん性のリスク設定、新たな化学物質と、、
それで安全などということはなにもないのだろうから、、、ほんとうに難しい
水は命の源ともいうが、、、
洪水や大災害での断水でも起きない限り、日本は水に恵まれている
今や、上下水道はほぼ完備されていても、
それでも、水道水ではなく、ペットボトル入りのミネラルウオータを買い求める人々も多い
世界には、水不足の国もある、、
下水道で処理した水を、そのまま10%程度くらい上水に混ぜてつかおうという動きも顕著になっているということを聞いて驚いた。
しかし、日本の河川も、水道取水地点の上流には、いろんな生活排水,農業ゴルフ場、事業所の排水等の放流もあるのではあるが、、、
なにをもって水循環というか、、、
で、次回の学習会は、「住まいの安全と家庭用品中の化学物質」
NPO法人 有害化学物質削減ネットワーク(Tウオッチ)HPから転載
Tウオッチ連続講座 歴史に学ぶ、くらしの安全講座(Ⅰ)2015年9月~16年1月
■第1回 9月25日(金) 14時~16時30分
小出 裕章氏 前・京都大学原子炉実験所助教
究極の環境破壊―放射能汚染 放射能被害の歴史と未来の世代を守るために
全水道会館大会議室(4F)
■第2回 10月24日(土) 14時~16時30分
里見 宏氏 健康情報研究センター代表
食べ物の安全と食品添加物 食品公害の歴史と子どもの健康を考える
全水道会館中会議室(5F)
■第3回 11月14日(土) 14時~16時30分
中地 重晴氏 熊本学園大学教授/Tウオッチ理事長
飲料水の安全と水循環 河川汚染の歴史と界面活性剤を考える
全水道会館中会議室(5F)
■第4回 12月12日(土) 14時~16時30分
鹿庭 正昭氏 元日本生協連/元国立医薬品食品衛生研究所
住まいの安全と家庭用品中の化学物質 家庭用品による健康被害と安全対策の動向
中央大学駿河台記念館620号
■第5回 1月30日(土)14時~16時30分
中下 裕子氏 ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議事務局長/弁護士
いのちとくらしの安全のための選択 農薬被害の歴史と環境ホルモン最新情報から
寺田良一氏 Tウオッチ理事/明治大学
特別報告 家庭の中の有害物質調査報告
全水道会館中会議室(5F)