■ 秋田にバイオ発電所 日立造船、生ごみ有効活用
産経ニュース 2015年10月21日
日立造船は21日、学校や病院から出た生ごみを発酵させて、発生したガスを燃料とするバイオガス発電所を秋田市に建設すると発表した。食べ残しを有効活用することで、自治体のごみ処理費用の削減につなげる。
ホテルや飲食店からの食品廃棄物も扱う。秋田市の年間のごみ焼却量が6.5%減る見込み。出力は740キロワットで、年間の発電量は一般家庭約1130世帯分に相当する。2017年7月に運転を始める。
日立造船は運営会社のナチュラルエナジージャパン(秋田市)に5億円出資し、発電所の建設と運転管理を担う。
バイオガス発電は化石燃料を使わないため、二酸化炭素(CO2)を新たに排出しないという利点がある。日立造船は近年、海外企業の買収を通してこの分野を強化している。