■【数字から見えるちば】 千葉市、ごみリサイクル率32.3%
産経ニュース-2015年9月22日
■全国一 独自の取り組みで4年連続
環境省の調査によると、千葉市のごみのリサイクル率(1年間の排出総量に対する割合)は32・3%(平成25年度)で、人口50万人以上の都市では4年連続で全国1位である。
千葉市と、同じく上位都市(同年度)の新潟市、八王子市(東京)、名古屋市、横浜市には、古紙・布類など資源ごみの回収頻度が高い▽ごみ総量を減らすため 焼却ごみ(非資源ごみ)の回収頻度が低い▽家庭ごみ手数料徴収制度を導入している(横浜市を除く)という共通点がある。
これに加え、財政再建を急ぐ千葉市では、28年度末に3清掃工場のうち老朽化した1つを停止し、2工場体制で対応せざるを得なくなるという事情があり、 「焼却ごみ3分の1削減」を掲げ、リサイクル率向上策に独自で取り組んできた。それは(1)焼却ごみ削減キャラクター「へらそうくん」誕生と削減アイデア の紹介(2)生ごみ減量補助制度の導入(3)資源ごみ分別ルールの細分化(4)回収ルール適用の厳格化-である。