■ かんでんエンジニアリング、大阪でPCB処理技術セミナー
電気新聞 2015年9月11日
かんでんエンジニアリング(大阪市、畑中利勝社長)は9日、微量PCB(ポリ塩化ビフェニール)処理技術セミナーを大阪市内で開催した。2028年までに 国内での処理完了が求められているPCB廃棄物の現状を包括的に整理し、3種類の処理技術を紹介。67社から約100人が参加し講師の話に耳を傾けた。
産業廃棄物処理事業振興財団の長田容・技術部次長は微量PCBの最新動向について講演した。発がん性があることなどPCBの有害性に言及。日本も締約国で あるストックホルム条約(POPs条約)では、28年以前のできるだけ早期に処理することが目標となっているとした上で、微量PCB汚染廃電気機器に分類 される変圧器やコンデンサーなどが国内に約120万台あると述べた。(7面) ...
使用中の機器もたくさんあるだろう、、、
柱上トランス以外の電気機器:約120万台
柱上トランス:約146万台
OFケーブル:約1,400キロメートル
期限までに処理は終了するのか?
PCB特措法2016年7月14日までに処分を、2027年3月末まで延長する政令改正
POPs条約2025年までに使用の廃絶、2028年までに廃液、機器の処理
平成25年度までに処理が終了した累計台数は、
無害化処理認定を受けた者による処分
微量PCB絶縁油 : 40,549t
廃電気機器類(トランス・コンデンサ等) ; 34,410台
小型コンデンサ(20kg以下) ; 6.47t
その他PCB汚染物(ドラム缶を含む) ; 1,912.3t+8,435本(ドラム缶)
PCB処理物 ; 156.02 t
エコシステム山陽,水島エコワークス処理分 廃電気機器類(トランス・コンデンサ・その他機器;254,722台
その他PCB汚染物(ドラム缶を含む) :2袋(汚染物)+307個(汚染物)+743本(ドラム缶)
環境省 昨日、9月10日付けで4施設認定追加あり
■廃棄物処理法に基づく無害化処理認定施設(平成27年7月7日現在)
廃棄物処理法第15条の4の4の第1項に基づき無害化処理認定を受けた者による処分の状況
年度廃棄物の種類 微量PCB絶縁油廃電気機器類(トランス・コンデンサ等)小型コンデンサ
(20kg以下)その他PCB汚染物
(ドラム缶を含む)PCB処理物 平成22年度 4,110 t 0 台 0.76 t 0.01 t 0.00 t 平成23年度 9,590 t 4,564 台 2.72 t 2.36 t +2,117 本(ドラム缶) 0.00 t 平成24年度 13,829 t 7,440 台 2.99 t 16.12 t +3,621 本(ドラム缶) 0.00 t 平成25年度 13,020 t 22,406 台 0.00 t 1,893.81 t +2,697 本(ドラム缶) 156.02 t
廃棄物処理法に基づき、微量PCB汚染廃電気機器等の処分業に係る都道府県知事等の許可を受けた者による処分の状況
年度廃棄物の種類 廃電気機器類(トランス・コンデンサ・その他機器)その他PCB汚染物
(ドラム缶を含む) 平成23年度 56,822台 2袋(汚染物)+2本(ドラム缶) 平成24年度 90,139台 39個(汚染物)+316本(ドラム缶) 平成25年度 107,761台 268個(汚染物)+425本(ドラム缶)
第14回PCB廃棄物適正処理推進に関する検討委員会資料より