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PCB特別措置法に基づくPCB廃棄物の保管等の届出の全国集計結果について(お知らせ)/環境省

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表−2及び表−3において、ドラム缶等各種容器にまとめて保管又は使用している場合など、トランス等(高圧トランス、高圧コンデンサ、低圧トランス、低圧コンデンサ、柱上トランス、安定器、その他の機器等)が台数又は個数で計上できないもの、PCB等(PCB、PCBを含む油、感圧複写紙、ウエス、汚泥)が重量や体積で計上できないものについては、事業所数のみ計上した。計上されていない保管量及び使用量の詳細は表4〜表15を参照されたい。
なお、PCB等については、重量又は体積で計上されたもののうち、体積で計上された分については、1L=1kgとして重量に換算して集計した。
微量PCB汚染廃電気機器等はその他の機器等に含まれている。
☆環境省 PCB特別措置法に基づくPCB廃棄物の保管等の届出の全国集計結果について「表2〜表3」より

PCB含むトランスやコンデンサ等の不適正処理や廃棄は後を絶たない。3月中旬のPCB特措法違反の報道では、「届出事業者が翌年は届出がなかった」ことを不審に思い、それが摘発につながったとなっていた。千葉県、しっかりフォローしているとは思ったが、不適正処理をしたあとではもうどうしようもない。平成14年3月末頃からの「PCB廃棄物の保管等の届出集計結果」をみているが、いつも疑問に思うのは、それらの集計結果を、どのように分析して適正な保管や、適正な処理に向けて活用しているのかはなかなかみえてこない。

環境省報道発表資料より(平成25年3月22日)
■PCB特別措置法に基づくPCB廃棄物の保管等の届出の全国集計結果について(お知らせ)
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=16472
 ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法(PCB廃棄物特別措置法)に基づきPCB廃棄物を保管する事業者から都道府県等に対して届出された、平成23年3月31日現在のPCB廃棄物の保管等の状況について取りまとめました。
1.集計の範囲
 都道府県等においてPCB廃棄物を保管する事業者から届出のあったPCB廃棄物の種類毎の保管量及びPCB使用製品の種類毎の使用量を集計したものを環境省において全国集計しました。PCB廃棄物の種類は、表−1のとおり分類しました。
表−1 廃棄物の種類及び製品の種類
[1]高圧トランス [2]高圧コンデンサ [3]低圧トランス [4]低圧コンデンサ
[5]柱上トランス [6]安定器 [7]PCB [8]PCBを含む油
[9]感圧複写紙(ノーカーボン紙) [10]ウエス [11]汚泥 [12]その他の機器等
※高圧とは、受電電圧が交流で600Vを超えるものをいう。
2.平成23年3月31日現在のPCB廃棄物の保管等集計結果
 全国の集計結果を表−2及び表−3に、都道府県単位の集計結果を表−4〜表−15に 示します。
3.その他
 PCB廃棄物の確実かつ適正な処理を計画的に進めていくためには、PCB廃棄物の数量を確実に把握しておくことが重要であることから、都道府県等に対し、引き続きPCB廃棄物特別措置法に基づく届出制度の一層の周知を図り、保管事業場の確実な把握を進めるとともに、PCB廃棄物が適正に保管され、不適正な処理が生じないよう事業者に対する指導、助言の徹底に努めるよう指導を行っていくこととしています。
添付資料
表2〜表3 [PDF 55KB]
表4〜表15 [PDF 94KB]
参考表1〜2[PDF 54KB]

環境省の平成16年3月末現在〜平成23年3月末現在の届出集計結果をグラフにしてみた。(21年データ欠)「保管量」「使用量」の年度変化は、「使用」から「保管」に移行しているもの、また、単純に届出が増えてきたのかと想像はできる。また、JESCOの処理が順調に進むにつれ、保管量が減少傾向にあるものもあるが、あまり明確でないものも多い。それにしても、まだまだ使用中の機器がこれほどもあり、いつ、どの時点で、使用を中止し、保管から適正処理にしていくのか、前途多難なことであろう。PCB廃棄物、この届出分がすべてではない。まだまだ届出すらしていないものもあることだろう。見届け事業者の掘り起こしはどうするのか? この届出制度で、届出分を間違いなく適正に保管させ、適正な処理まで確実に見届けられるのだろうか。

●JESCO年度別処理実績

☆平成23年度ポリ塩化ビフェニル廃棄物処理事業検討委員会「平成23年度における操業中の各事業の進捗状況について」から作成


●高圧トランス


●高圧コンデンサ


●低圧トランス


●低圧コンデンサ


●柱上トランス


●安定器


●PCB


●PCB含む油


●感圧複写紙、ウエス


●汚泥


●その他の機器等


微量PCB汚染廃電気機器等はその他の機器等に含まれている。まだまだ届出は一部に限られているのか、その機器に微量PCBが含まれているかどうかの分析も実施していないのが実情であろうか?!
微量PCB汚染廃電気機器等の推定台数は〜
トランス等コンデンサ:約160万台
柱上トランス:約291万台
OFケーブル:約1400km
☆環境省「微量PCB汚染廃電気機器等について」より

重複している事業者も多いだろうが〜
●PCB廃棄物の保管事業所数・使用事業所数(平成20年3月末と23年3月末の比較)


●PCB廃棄物の保管事業所数・使用事業所数



環境省、
年度末でいろんな集計結果が公表される〜

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