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Channel: 東京23区のごみ問題を考える
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23区 平成26年度の資源回収量 --平成26年度清掃事業年報(リサイクル編)--

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平成2 6 年度の23区の資源回収量は 5 4 9 , 874 トン


23区の平成26年度資源回収量が公表されている。
平成26年度から、あたらに「ピックアップ回収」という項目ができている。
集積所等に出された粗大ごみ、不燃ごみから、資源物を取り出してリサイクルする事業
ピックアップ回収は、千代田、墨田、渋谷、荒川を除く19区で実施(平成26年度)

東京二十三区清掃一部事務組合 

ごみ量(平成26年度確定値)のページに

【参考】平成26年度清掃事業年報(リサイクル編)の閲覧〈特別区清掃リサイクル主管課長会資料〉(PDF:1,072KB)


平成 2 6 年度 資源回収量

 平成2 6 年度の23区の資源回収量( 行政による 回収・ ピックアップ回収・ 集団 回収)は、 今年度から集計を始めたピックアップ回収を含め 5 4 9 , 874 トンでした 。 回収実績は 平成 2 5 年度に比較して (ピックアップ回収は除く) 、量で約 9 , 746 トン、率にして 約 1 .8 % の 減少 です。







平成26年度清掃事業年報(リサイクル編)」からそれぞれグラフを作ってみた~
紙類はじめ、資源回収量は減少傾向ではあるが、、新たな取り組みピックアップ回収で、全体量は若干増加に~、

また、古着・布類の回収、小型家電の回収拠点は増えている。


●平成26年度 行政回収実績 332,069トン

 
●平成26年度 ピックアップ回収実績 15,453トン

 

●平成26年度 集団回収実績 202,352トン




●23区の資源回収量推移

平成26年度、行政回収も集団回収も回収量は前年度よりも減少、
ピックアップ回収で,かろうじて全体の回収量は増加となった。




●資源回収実績(行政回収)品目別推移




●資源回収実績(集団回収)品目別推移




●23区 資源回収実績(行政回収) 区別 (平成26年度)



●23区 資源回収実績(ピックアップ回収) 区別 (平成26年度)

各区ともがんばっていますね、、、
練馬区が始めた頃は、,,そこまでするかと思ったものだが、、、
拠点回収を増やしても、ごみに出してしまう区民も多い
しかし、,みすみす焼却や埋め立てはしないという取り組み、

 
●23区 資源回収実績(集団回収) 区別 (平成26年度)

集団回収は古紙が中心





紙類の回収実績

あいかわらず回収量は減少傾向ではあるが、、、一部の区では若干の増加もある、

●紙類回収実績の推移




●【紙類】行政回収分類 平成26年度(合計157,765トン)




●【紙類】集団回収分類 平成26年度(合計192,111トンKg)




●区別 【紙類】 行政回収・集団回収実績

☆中野、荒川は行政回収を止めて集団回収に一元化。目黒もほぼ集団回収のみになってきた~




●行政回収実績推移

26年度、千代田、中央、台東、墨田、目黒、渋谷、足立は前年度よりも増加に~




●集団回収実績推移

26年度、千代田、文京、台東、墨田、北は前年度よりも増加~




参考
●国内紙・板紙国内消費と古紙回収量(古紙回収率)

国 内の「紙・板紙」の生産量や消費量は大幅に落ち込み、その後横ばい。しかし、それにもまして古紙の回収量の減少傾向が続いているらしい。そのおかしな部分が、いわゆる「古紙 の持ち去り」とカウントされて、GPS追跡などとして新聞紙上でも話題になっているが… しかし、素人目には、概ね「紙・板紙」の消費量と、古紙の回収量 は連動しているようにもおもえるが、、専門的にみると、それ以上に減少しているらしい。その実態は、よくわからない~



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☆23区、全ての区で古紙、缶、びん、ペットボトルの回収は行っている。
プラスチックに関しては、容器包装プラスチックの回収を行っていない区も、食品トレイや一部のプラスチック類の回収はしている。

● 行政によるペットボトル回収(平成26年度) 合計34,350トン

赤枠のある区は指定法人ルート、
しかし、各区の回収量と、容リ協会上期、下期の申込とかなりの差がある区は、独自ルートでも売却しているのだろう。
千トン以上乖離のあるくは、新宿、杉並、板橋、練馬
大田、渋谷、豊島、北、足立、葛飾は全て独自ルート




● 集団回収によるその他回収(平成26年度) 合計1,097トン

荒川区は、基本的に、資源は集団回収なので、ペットボトルも手段回収で集める。
たぶん、集団回収分も、指定法人ルート。荒川区の集団回収はかなり特殊なので、民民というより、かなりの行政関与型。



これ以上は増えないのか、23区の容器包装プラスチックの回収量
☆平成26年度の容リ法「プラスチック製容器包装」指定法人ルートでの実施区は、容リ協会「平成26年度落札結果一覧表を掲載(保管施設ごとの再生処理事業者名、落札数量・単価)」よると、千代田、中央、港、新宿、文京(1t)、江東、品川、目黒、大田(62t)、中野、杉並、練馬、葛飾、江戸川の14区となっている。

●23区プラスチック製容器包装(ペットボトルを除く)(平成26年度) 28,647トン





参考

●23区 容器包装プラスチックの分別収集実施区の推移

23区、プラスチックの分別回収実施区はこれ以上増えないのか、,,
実施区の回収量も、千代田は上昇傾向にあるものの、他は、現状維持または減少傾向~



23区の場合、区別の人口差が大きいので、それぞれの区の中での推移を~

は やいもので、容器包装リサイクル法施行後、後発のその他プラスチックがはじまって8年が経過した。23区でも、杉並、中野に続き、今年度は指定法人ルート での実施は14区となった。(文京はやる気があるのかどうかわからないが~)リサイクルについては、分別収集量の増加が望ましいのかどうかは意見が分かれ るが、とくにプラスチックについては判断が難しい。そして、容リ法、指定法人ルートの場合は、計画量(契約量)と、実績の乖離をできるだけなくすように求 められる。計画量などが、再商品化委託料金の算出基準に係わるのだろう。(再商品化費用を容器包装プラスチックの生産・利用事業者から集める際の。)これ までは、多く集めて、再商品化量が少なかった場合は、事業者に戻していたが、今は、その余剰分は、「市町村への資金拠出」として配分される制度になってい る。ということで、計画と実績の乖離が少なくなるように、市町村も、年々実態を見極めながら無理な計画量を出さなくなった。ごみ化したプラスチックで、D ランクになっても困るし、なんともやっかいな、容リプラの資源化。

●容リ協会との容器包装プラスチックの契約量と実績量

 

                                                                                 


☆ 紙類、びん、缶、ペットボトル、容器包装プラスチック類は集積所回収が行われているが、戸別収集実施の品川区の回収品目は水銀体温計や血圧計などもあり、 目を見張る。また、拠点回収も、区の独自性での回収品目、一覧表にしてみた。23区の中で、もっと、有害ごみの意識が進めば、少なくとも、可燃ごみとして 水銀製品などが清掃工場に入る確率も少なくなるのではないか。

●23区 蛍光管、乾電池、布類、廃食油、使用済小型家電の回収(行政回収)  




とりあえず~

詳細は:【参考】平成26年度清掃事業年報(リサイクル編)の閲覧〈特別区清掃リサイクル主管課長会資料〉(PDF:1,072KB)


さあ~
次は、たぶん10月公表の清掃工場等作業年報、、、
そのあとは、清掃工場別処理単価,、、




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