東京都は平成27年3月、これからの東京の資源循環施策に関する基本的考え方と推進に向けた主な取組を明らかにした『東京都「持続可能な資源利用」に向けた取組方針』を策定しました。
現在、この方針を更に具体化すべく、東京都廃棄物審議会で東京都廃棄物処理計画に関する議論を進めています。ついては、計画策定の議論の参考とさせていただくため、持続可能な資源利用に関する御提案や御意見を広く募集します。
1 意見募集方法
下記様式に記入の上、郵送、ファクス又はEメールによりお寄せください。いただいた御意見は、氏名や連絡先等の個人情報を除き、東京都廃棄物審議 会に報告させていただき、審議の参考とさせていただくほか、原則としてウェブサイトに公開します。なお、御意見に対する個別の回答はいたしません。
※計画案に関するパブリックコメントは別途平成27年12月頃実施する予定です。
2 意見募集期限
平成27年8月31日(月)必着
3 意見送付先
東京都環境局資源循環推進部計画課 宛て
郵送先:〒163-8001 東京都新宿区西新宿2-8-1 東京都庁第二本庁舎9階北側
ファクス:03-5388-1381
Eメール:S0000635(at)section.metro.tokyo.jp
※迷惑メール対策のため、メールアドレスの表記を変更しております。お手数ですが、(at)を@に置き換えてご利用ください。
4 参考資料
『東京都「持続可能な資源利用」に向けた取組方針』
『東京都「持続可能な資源利用」に向けた取組方針』(概要)(448 KB)
【このページに関するお問合せ先】
東京都環境局 資源循環推進部 計画課
電話 03-5388-3577(直通)
「取組方針」の概要
1 東京が目指す姿
東京は、2020年オリンピック・パラリンピックとその後を見据え、『東京の持続的発展を確保するため、世界一の都市・東京にふさわしい資源循環を実現』
このため、これまで進めてきた廃棄物の3R施策を土台に、最終処分量の削減とともに、資源利用の流れの上流側から、サプライチェーンの観点も含め、資源の利用を持続可能なものに転換させていく。※低炭素社会構築にも寄与する取組を一体的に推進
2 “持続可能な資源利用”を進めるための3つの柱
次の3つの柱のもと、「世界的に対応が求められている課題」や「東京での資源消費量・ 廃棄物発生量が大きいもの」について、1) 先進企業等と共同したモデル事業の実施、2) 事業系廃棄物のリサイクルルールづくり、3) 区市町村との連携(共同した検討の場の立上げ)などにより、重点的な取組を推進
→新たな廃棄物処理計画の策定への反映や、更なる対策の構築・具体化につなげていく。
○資源ロスの削減の促進(資源消費の無駄を見直し、資源生産性を向上)
〔優先的に取り組む必要がある課題(例)〕
世界的に飢餓の増加・食料供給の不安定化が懸念される一方で大量に発生している食品ロスの削減、レジ袋など使い捨て型ライフスタイルの見直し
○エコマテリアルの利用の促進(低炭素・自然共生・循環型の建築資材・物品等を選択して利用)
〔優先的に取り組む必要がある課題(例)〕
森林減少の著しい東南アジア等から輸入されているコンクリート型枠用合板への対応。都市更新等に伴い廃コンクリートは増加する一方でリサイクルの流れに滞りが生じているため、再生骨材コンクリート等の利用の促進
○廃棄物の循環利用の更なる促進(より高度な循環利用と不適正な処理等の防止)
〔優先的に取り組む必要がある課題(例)〕
廃プラスチックなど業務ビルから排出される事業系廃棄物の更なるリサイクルのルールづくり、廃家電等の不適正処理や違法輸出の防止