■ 一部産廃、島外処理へ 前処理困難/豊島管理委
四国新聞 2015年7月20日
豊島廃棄物等管理委員会(委員長・永田勝也早稲田大大学院教授)が19日、香川県高松市内であり、香川県は既存の施設で前処理が困難な一部の産廃につい て、島外に搬出して処理する方法を提案、了承された。今後は国の認定を受けた業者に一括委託する方針で、9月からトラックやフェリーを使って搬出する予 定。
島外処理の対象は、ポリ塩化ビフェニール(PCB)が検出された廃棄物や空ドラム缶などのほか、県が環境保全措置等で使用したシートや汚染土壌が入っていたフレコンなど計約307トン。
島外処理する廃棄物のうち、PCB廃棄物は国のガイドラインに沿って、密閉容器にこん包して島外に搬出。他の廃棄物も、粉じんなどの飛散防止措置を講じ た上で島外に運ぶ。県は国の認定を受けた廃棄物処理業者に処理を委託する方針で、「県外での処理になった場合、対象の県にきちんと説明する」とした。
このほか、県は処理量のアップ対策として、溶融炉内の酸素濃度を上げて燃焼効率を高める処理方法「酸素富化」を9月下旬から実施することを報告した。
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(PCB廃棄物など) 一部産廃、島外処理へ 前処理困難/豊島管理委
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