環境省 2015年7月16日
■環境研究総合推進費による平成27年度新規研究課題の採択決定について(お知らせ)
環境研究総合推進費(以下「推進費」という。)では、環境省が必要とする研究テーマ(以下「行政ニーズ」という。)を提示して公募を行い、広く産学民官の 研究機関の研究者から提案を募り、外部専門家・有識者等からなる評価委員会の審査を経て採択された研究課題を実施しています。
今般、外部専門家・有識者等からなる評価委員会の審査結果を踏まえ、平成27年度から新たに取り組む研究課題を以下のように決定しました。
これら新規課題を加え、平成27年度の推進費では、環境政策の推進のために不可欠な科学的知見の集積及び技術開発を推進してまいります。
新規戦略研究プロジェクトとしては、「気候変動の緩和策と適応策の統合的戦略研究」(20課題で構成)に着手するほか、個別又は複数の環境問題の解決に資 する調査研究及び技術開発49課題を新たに実施します。推進費の平成27年度予算は53億円で、このうち14.92億円を新規課題に配分します。
添付資料
(別添資料)環境研究総合推進費による平成27年度新規研究課題の採択決定 [PDF 473 KB]
平成27年度「環境研究総合推進費」新規採択研究課題
平成27年度実施課題 【一般枠】
※以下の課題番号で、「S」は戦略的研究開発領域、「RF」は革新型研究開発領域及び課題調査型研究領域「K」または「J」は循環型社会形成推進研究、その他は環境問題対応型研究領域を示す。
循環型社会部会のみ抜粋
課題番号/課題名/研究代表者/実施研究機関
3K153001/廃棄物発生抑制概念のシステム分析と社会応用/酒井 伸一/京都大学
3K153002/廃棄物処理システムの持続可能性評価手法と改善戦略に関する研究/松藤 敏彦/北海道大学
3K153003/廃棄物の焼却処理に伴う化学物質のフローと環境排出量推計に関する研究/小口 正弘/国立環境研究所
3K153004/水銀廃棄物の環境上適正な長期的管理のための埋立処分基準の提案/石垣 智基/国立環境研究所
3K152005/災害廃棄物由来の分別土有効利用における木くず等有機炭素含有量の評価/遠藤 和人/国立環境研究所
3K153006/使用済み海水淡水化膜を活用した途上国工業団地での工場排水再利用システムの開発/山村 寛/中央大学
3K152007/指定管理鳥獣の放置要件に関する研究/堀野 眞一/森林総合研究所
3K153008/巨大地震による震災廃棄物に関わる社会リスクをふまえたサステイナブルな適応策評価/北詰 恵一/関西大学
3K153009/中間処理技術の体系化を通したリサイクルの高効率化のための研究/村上 進亮/東京大学
3K153010/容器リサイクル樹脂特性を利用した酸変性樹脂の開発/寺本 好邦/岐阜大学
3K153011/人とリサイクルシステムのインターフェース「ゴミ箱」の機能性とデザイン効果の分析/高橋 史武/東京工業大学
3K153012/廃LED素子からのガリウム化合物の乾式リサイクル技術の開発/明石 孝也/法政大学
3K152013/リチウムイオン電池の高度リサイクル/阿部 知和/本田技研工業(株)
3K153014/新バイオ液体燃料製造プロセスの開発とその持続的社会実装支援システムの構築/北川 尚美/東北大学
3K153015/焼却主灰中の難溶性態セシウムが結晶表面の非晶質相に濃集する機構の解明とその応用/東條 安匡/北海道大学
3J153001/スラッジ再生セメントと産業副産物混和材を併用したクリンカーフリーコンクリートによる鉄筋コンクリート部材の開発研究/閑田 徹志/鹿島建設(株)(技術研究所)