■ 高さ66m、ごみ施設煙突に展望台 京都市計画、疑問視も
京都新聞 2015年7月8日京都市は7日、解体工事中の南部クリーンセンター第二工場跡地(伏見区)に整備する新第二工場の概要を明らかにした。高効率で発電できるごみ焼却施 設や、訪れた市民らが環境を学ぶことができる施設、京都の景観を一望できる展望台を設置した煙突を備え、2019年の稼働を目指す。
同日の市議会くらし環境委員会で明らかにした。
京都市
●南部クリーンセンター第二工場(仮称)建替え整備工事について
・焼却熱から生まれるエネルギー回収の最大化
焼却施設は,最新技術による公害防止対策を徹底するとともに,ごみ発電の更なる高効率化を行うことにより,エネルギー回収の最大化を目指します。また,粗大ごみ等からの資源も最大限回収します。
このように,ごみの持つエネルギーの活用を促進すると同時に,雨水や太陽光など,自然エネルギーの積極的な活用を図り,施設の計画段階から数十年先の解体に到るまで,環境負荷の最小化を目指すことにより,可能な限り二酸化炭素排出量の削減を図ります。
○焼却施設 日量 500トン
○選別資源化施設 日量 180ト
・バイオマスの利活用促進に向けたバイオガス化施設の併設
家庭からでる生ごみ等は,水分が多く焼却に不向きなため,微生物の働きによってバイオガスを生成し活用することで,効率の良いエネルギーの回収ができます。
本市は,国からの支援を受け,これまで生ごみ等からのバイオガス化技術実証研究を行うなど,先進的に取り組んできました。
この成果を踏まえ,バイオガス化施設を南部クリーンセンター第二工場に併設することとしました。
回収したバイオガスは,化石燃料の代替エネルギーとしての活用を予定しています。
○バイオガス化施設 日量 60トン