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稼働時期、1年遅れも/三豊市の新ごみ処理施設(トンネルコンポスト方式)/香川

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☆三豊市「三豊市一般廃棄物(ごみ)処理基本計画」より転載


三豊市「三豊市一般廃棄物(ごみ)処理基本計画(平成25年3月)
(抜粋)
【トンネルコンポスト方式の概要】
◎トンネルコンポスト方式とは、燃やせるごみ及び事業系ごみを破砕・混合した後、トンネル型の密閉した発酵容器の中で好気性雰囲気の状態にて発酵・乾燥させることにより、固形燃料原料及び肥料原料の製造を行う方式です。
◎肥料原料に適した生ごみを多く含むごみを受け入れの段階で選択的に抽出できる事業系ごみについては、同方式により固形燃料原料及び肥料原料を製造します。一方、生ごみを選択的に抽出できない家庭系ごみについては、固形燃料原料のみを製造します。
◎本方式では一次処理(固形燃料や肥料の原料の製造)を行うものとし、原料を使用した製品化は別の民間施設(既設)で行います。


稼働時期、1年遅れも/三豊市の新ごみ処理施設 
四国新聞
2015年6月25日
 三豊市は24日、民設民営方式で整備する次期ごみ処理施設の稼働時期が、当初計画の2016年4月から最長で1年間遅れることを明らかにした。機械設備 の購入費や東日本大震災の復興需要に伴う建設費の高騰を受け、事業計画の変更を余儀なくされたのが要因。市によると、ごみ処理業務の委託候補業者は建設費 抑制のため、処理施設の規模をほぼ半減させるなど計画変更を行った上で、今年12月の着工を目指す。
 同日開かれた市議会民生常任委員会で、市環境部が説明した。
 市は12年、ごみ処理業務の委託候補業者として、廃棄物リサイクル業のエコマスター(観音寺市)など計4社と協定書を締結。協定はエコ社が処理施設を整 備した上で、市の一般廃棄物のうち可燃ごみの全量処理などを請け負い、市は業務委託費を支払う内容で、エコ社は14年3月に施設用地として同市山本町神田 地区を選定した。
 しかし、大震災後の建設資材費などの上昇や、導入を予定する欧州製の機械設備のユーロ高に伴う高騰によって、処理施設の整備費が膨らむことが判明。業務委託費の増額を求めるエコ社に対し、市が事業計画の見直しを求めていた。
 エコ社は、市に処理責任がある一般廃棄物の可燃ごみ(年間約1万800トン)と、事業者が排出する産業廃棄物(同約8500トン)の処理を計画していた が、処理を一般廃棄物のみに絞って施設の規模を半分程度にした上で、契約期間を延長するなどの見直しを提案した。見直しによって、エコ社への年間の業務委 託費が、現在の一般廃棄物(可燃ごみ)の処理費約2億円とほぼ同額に収まるとの試算が出た。
 市はエコ社と業務委託費の交渉を続け、9月に協定内容の変更について締結する予定という。市環境部は「費用の削減に向けて、引き続き最大限努力し、計画を進めていきたい」としている。

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