■焼却炉はストーカ式/クリーンセンター整備/志太広域事務組合
日刊建設通信新聞 (会員登録)-2015年6月24日
静岡県藤枝市と焼津市で構成する志太広域事務組合の(仮称)クリーンセンター整備検討委員会は、同センターの処理方式を検討した結果、信頼性や環境保全 性、経済性の観点から「ストーカ式焼却炉」が最適との結論に至った。今後は、ストーカ式焼却炉を採用する施設整備に向け、環境影響評価の予測や整備基本計 画の策定作業を進める。
同センターは高柳清掃工場(藤枝市高柳)、一色清掃工場(焼津市一色)、リサイクルセンター(藤枝市岡部町内谷)の3施設の機能を集約し、1日当たり230t(115t×2炉)の処理能力を備えた施設として建設する予定。
整備候補地は、藤枝市仮宿・高田地区にまたがる静岡大藤枝フィールドの一部と周辺地域で計画面積は約2.5ha。
処理施設とともに、環境学習の場や、地域の防災拠点となる地域共生型施設の整備も検討している。
環境影響評価は静環検査センターに委託しており、14-16年度の3カ年で実施する。整備基本計画は、国際航業に委託中で、15年度末までにまとまる見通し。
整備スケジュールは流動的だが、20年度からの稼働を目指している。