■ 仮置き場の半数で問題 福島の除染廃棄物管理、環境省調査
日本経済新聞 2015年6月16日
東京電力福島第1原子力発電所事故の除染廃棄物をめぐり、環境省は16日までに、福島県内の市町村が管理する仮置き場のうち昨年6月時点で廃棄物が搬入されていた580カ所全てを調査した結果、半数以上の310カ所で袋やシートの破損など問題が見つかったと発表した。
放射性物質の土壌への流出は確認されなかったとしているが、周辺住民の不安を招きかねず厳重な管理が求められる。
環境省は有識者でつくる環境回復検討会で調査結果を報告。調査で見つかった問題の内訳は、廃棄物を入れた「フレコンバッグ」と呼ばれる袋やブルーシートの 破損が78カ所に上ったほか、袋の上にかぶせる遮水シートの水たまりが158カ所、底に敷くシートの水たまりが108カ所、のり面などの崩れが113カ所 などだった。複数の問題が見つかった仮置き場もあり、各市町村がポンプでの排水や破損部分の補修を行っている。
福島県内では3月時点で、791カ所の市町村管理の仮置き場がある。検討会では委員から「その場限りの問題なのか、構造的な原因があるのか」との指摘があり、環境省の担当者は「当初予期しなかったことも起きている。原因を分析しながら対応していきたい」と説明した。
除染は特措法に基づき、第1原発周辺の11市町村は国が直轄で行い、それ以外は各市町村が実施。廃棄物は仮置き場などで一時保管し、第1原発の周囲に建設する中間貯蔵施設に移す計画だが、用地確保が大幅に遅れており、本格的な搬出の見通しは立っていない。〔共同〕
福島に限らず~
指定廃棄物の数量(平成27年3月31日時点)は12都県で160,079t
最終処分場だか長期管理施設になるのか、ころころかかわってわからないが
宮城、栃木、千葉では処分場の候補地選定で大反対運動、
茨城、群馬も候補地を選定作業中のようだが、、
どこに決まっても、すんなり受け入れられるとは思えない、、
また、どのようになるのかさえわからない、
岩手、山形、東京、神奈川、新潟、静岡、、、などいつになるのか、
名目だけの、「指定廃棄物は国が責任を持って処理する」、、
年月とともに、「フレコンバッグ」の破れどころか、
その仮置きしている放射性廃棄物さえ、いつのまにか消え去り、二次被害、三次被害さえ起きかねない、
宮城では、「汚染牧草1400t減 待てぬ農家焼却か」というニュースもあった、