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Channel: 東京23区のごみ問題を考える
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豊能郡環境施設組合、ダイオキシン類含む汚染物、無害処理施設整備・処理を行う事業者が決定

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豊能郡環境施設組合、ダイオキシン類含む汚染物、無害処理施設整備・処理を行う事業者が決定 
日刊建産速報社-2015年5月14日
豊能郡環境施設組合は、ダイオキシン類を含んだ汚染物を無害化処理する施設の整備・処理業務を行う事業者を選定した。
結果、鴻池組を選定した。
 提案したジオスチーム法は、前処理により調整・均質化した汚染物を約650度に間接加熱(滞留時間は1時間以上)し、 ダイオキシン類や水分を揮発分離させる。分離したダイオキシン類を含むガスを水蒸気分解プロセスにて1100度で3秒以上間接加熱し、ダイオキシン類と水 蒸気を反応させて分解する。確認方法は2週間(1クール)毎に1検体分析(全8クール)。引渡し総量約230t。施設製作6か月、施設設置1・5か月、処 理4か月、施設解体・土壌調査等2か月の全13・5か月。敷地面積約1600㎡(約35m×約45m)。
 センターにおいて、97年にダイオキシ ン問題が発生し、その後、焼却炉を解体した際に発生した焼却施設内の汚染物は05~07年にかけて現地で処理した。しかし、高濃度のダイオキシン類を含ん だ焼却残さ等の一般廃棄物は外部委託の調整が整わず処理ができず、焼却残さ等とダイオキシン類を含んだ汚泥等は198本のドラム缶に封入され保管されてい る。
 早期に処理するために昨年12月に豊能郡美化センター焼却施設内汚染物処理審議会が設置された。焼却施設内汚染物の無害化処理委託業務を行 う事業者を12月から募集し、3者から提案があった。審議会で処理の確実性や作業環境の安全確保等の技術的課題について検討し、審議会から「豊能郡美化セ ンター焼却施設内汚染物の処理技術について」を組合に答申した。

能勢のダイオキシン問題、
1997年発覚で、そして解体、その後もいろいろあって~
やっと無害化処理、、、

鴻池組ホーム 技術広報誌 ET 2010年 (株)ジオスチームによるPCB汚染土壌浄化事業

 (株)ジオスチームによるPCB汚染土壌浄化事業

はじめに

平成19年8月より無害化処理を開始した(株)テルムによるPCB汚染土壌浄化事業(ET-434参照)は、平成20年8月から東芝・テルム・鴻池組の3 社が共同で設立した(株)ジオスチームに引き継がれ、順調に処理をすすめています。当初は時間あたりの処理量が0.3tの小規模設備で運用していました が、将来需要を考慮して時間あたり2.0tの設備(写真-1)へ増強し平成21年2月から同設備の稼働を始め、平成21年11月には処理量が延べ1万tを 突破しました。

457_15.jpg

写真-1 2t/h設備(間接熱脱着部)

ジオスチーム法

ジオスチーム法は、土壌を加熱し汚染物を蒸発させる方式(間接熱脱着法)により土壌からPCBなどの汚染物を除去する工程と、土壌から蒸発させた汚染物 質を水蒸気で分解する方法(水蒸気分解法)により無害化する工程の2つの工程で構成されています(図-1)。浄化された土壌は、土木原料やセメント原料な どとしてリサイクルされます。

457_16.jpg

図-1 ジオスチーム法概要

 

 


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