■減容化施設が完成 広野で関係者が火入れ式
福島民報-2015年4月28日
環境省が広野町に整備した仮設可燃物減容化施設が完成し27日、現地で火入れ式が行われた。町内で生じた災害廃棄物や除染廃棄物を処理する。
施 設は同町下北迫字岩沢にあり、敷地面積は約8000平方メートル。東日本大震災で発生したがれき約1万5800トン、町内の除染で生じた草木など約2万 6200トン、稲わらや原木など農林業系廃棄物約210トンの計4万2210トンが処理対象となる。減容化により容積は5~6%、重さは20~30%に減 る。1日当たり約80トン処理できる。最終検査を経て5月上旬に稼働する。
環境省は平成27、28の両年度施設を動かし、29年度に解体する方針だ。
火入れ式には約60人が出席した。鈴木正規環境事務次官が「地域の早期の復興に大いに貢献できるはず。無事故で運転していきたい」とあいさつした。遠藤智町長、鈴木紀昭町議会議長、福島伸一郎復興庁福島復興局次長が祝辞を述べた。関係者がスイッチを押して火入れした。
■ 広野に仮焼却施設完成 保管袋のまま処理可能
河北新報 2015年4月28日
東京電力福島第1原発事故に伴う除染廃棄物などを減容化する仮設焼却施設が福島県広野町に完成し、現地で27日、火入れ式が行われた。環境省が広野町か ら代行処理を要請され、建設した。仮設焼却施設では初めて、除染廃棄物を保管袋のまま投入できる。24時間体制で1日80トンを処理する。
焼却対象は町内の除染で出た草木や震災がれきなどで計4万2210トンを見込む。5月に運転を開始し、2016年度の処理完了、17年度の解体撤去を計画する。事業費は解体も含め約150億円。
1700~1800度で廃棄物を溶かし、放射性物質を含むばいじんを2重の集じん装置で除去する。1キログラム当たり10万ベクレル超の焼却灰は中間貯蔵施設、それ以下は富岡町の民間施設が候補の最終処分場に搬入する予定。
火入れ式には約50人が出席した。遠藤智町長は「減容化処理が一日も早く完了し、復興が前進することを期待する」と述べた。
国代行の仮設焼却施設は、処理が完了した相馬市に続き2カ所目。
新日鐵住金のシャフト炉式ガス化溶融炉、80トン/日(80トン/日 × 1炉)
H26.4~H30.3/仮設減容化処理施設の設計・施工、運営・維持管理及び解体・撤去
東日本大震災にともなう災害廃棄物の処理、
そして、福島第一原発事故による放射性廃棄物の問題、、、
その関連での仮設焼却炉の建設は、メーカーにとっては特需景気ともいえる、
全体でどれほどの建設となるのか、どこも数年で解体撤去
軒並みの建設ラッシュで、プラントメーカーは受注で潤う、、、、
ただ、新日鉄に関しては、釜石では、休止していたガス化溶融炉の再稼動で処理を請け負ってはいたが、、
新規の仮設焼却炉建設には、全く出番がなかった、
そして、やっと、唯一、 広野町のみがガス化溶融炉となった、、
日本的に、ガス化溶融炉だけのメーカーにも配慮しての選定だったのか??