毎時480マイクロシーベルトの放射線量が測定され、フェンスで囲まれた公園の遊具=23日夜、東京都豊島区
☆47NEWS「公園で基準値超える放射線量測定 東京・豊島、地中に物質か」より転載
豊島区のホームページ、アクセス集中でなかなか繋がらず、
池袋本町のまちづくりの会のサイトを見ると、「電車の見える公園は2013年3月に開園」となっている。
豊島区 2015年4月23日
「池袋本町電車の見える公園」での高放射線量検出について
昨日4月22日(水曜日)、「池袋本町電車の見える公園」(池袋本町4-41)の遊具の一部から、区の除染基準値(毎時0.23マイクロシーベルト)を超える放射線量(最大2.53マイクロシーベルト)が検出されました。
これを受け、本日23日(木曜日)、原子力規制委員会の助言を受けながら、遊具周辺の放射線量を再度計測いたしました。
その結果、昨日最大値が検出された遊具部分の直近の地表(1か所)で、480マイクロシーベルトとさらに高い数値の放射線量が測定されました。
なお、周辺の地表の放射線量はいずれも昨日同様、基準値以下だったことから、計測地点の地中に何らかの放射性物質が存在することが考えられます。
本日の計測結果を受け、昨日設けた遊具周辺の立ち入り禁止区域について、0.1マイクロシーベルトを基準に拡大するとともに、混乱防止のため、公園への立ち入りについても当面禁止とすることといたしました。
区は、引き続き原子力規制委員会の助言を受けながら、安全性を確保しつつ、早急な除却作業に着手いたします。
また、池袋保健所に、この件に関する健康相談を受け付ける窓口を設置いたします。
相談窓口:池袋保健所健康推進課
電話:3987-4174
相談時間:午前8時30分から午後7時まで
■公園で基準値超える放射線量測定 東京・豊島、地中に物質か
47NEWS-2015年4月23日
東京都豊島区は23日、池袋本町4丁目の区立池袋本町電車の見える公園で、毎時480マイクロシーベルトの放射線量が測定されたと発表した。同区は、何らかの物質が地中に埋まっているとみて、公園を立ち入り禁止にした。
区によると、区のホームページを通じて20日、公園での線量に関する情報提供があり、22日午後、公園の複合遊具1台から国の除染の基準値(毎時0・23マイクロシーベルト)を超える0・06~2・53マイクロシーベルトの放射線量が測定された。
このため、区は23日、原子力規制委員会の助言を得て、あらためて放射線量を調べた。
2015/04/23 21:28 【共同通信】
■豊島の公園で高放射線量 2時間で年間限度
東京新聞-2015年4月24日
東京都豊島区は二十三日、区立池袋本町電車の見える公園(池袋本町四)内の地表で、毎時四八〇マイクロシーベ ルトの放射線量を測定したと発表した。除染を行う基準値の約二千倍の線量にあたり、区は公園を立ち入り禁止にした。地中に何らかの放射性物質が埋まってい るとみて、専門業者に委託して調べる。
この場所に二時間いると、一般人が年間に浴びてよい放射線の許容量とほぼ同じ量の被ばくをすることになる。区は、区民向けの相談窓口=電03(3987)4174=を設置した。
区によると、四八〇マイクロシーベルトを記録したのは、すべり台が二つ連なった複合遊具近くの地表。すべり台の階段でも、除染の基準値の約十倍にあたる二・五三マイクロシーベルトを記録した。公園内の他の遊具に異常はなかった。
二十日に区民から「放射線量が高い場所がある」と通報があり、区が二十三日午後、測定機を約一分間地面に接触させて測った。
公園は区が二〇一一年一月に都から土地を購入し、一三年三月に開園。かつては都のごみ収集車の車庫だった。都が引き渡し時に土壌を調べ、鉛を検出したため除去した。放射線物質については報告がなかったという。
今回、測定に立ち会った原子力規制委員会の職員は「東京電力福島第一原発の事故で出た放射性物質ではない」とみている。
都内では一一年、世田谷区の路上とスーパーの駐車場で、高い放射線量が計測されたケースがある。いずれも、近くの地中から放射性物質のラジウム226や試薬瓶などが見つかった。駐車場の地表では毎時一一〇マイクロシーベルトを計測した。
公園は東武東上線下板橋駅近くで、周囲は静かな住宅街。日中は幼児、放課後は小中学生が遊び、休みの日にはたくさんの子どもでにぎわう。
二歳の息子と訪れていた主婦斎木公子さん(36)は「赤ちゃんの時からはだしで遊んでいたのに…。豊島区は公園が少ないのでしっかり測定してほしい」と心配顔だった。近くの保育園関係者は「園児を連れて週に何度も遊びに来ていた場所。これからは控えなくては」と話した。