■指定廃棄物処分場 千葉の発電所敷地提示へ
NHK-2015年4月22日
放射性物質を含む指定廃棄物の処分場を巡り、環境省は千葉県内の候補地として千葉市にある東京電力の発電所の敷地を選定し24日、千葉市と千葉県に提示することを決めました。
東京電力福島第一原子力発電所の事故に伴って発生した放射性物質の濃度が1キログラム当たり8000ベクレルを超える指定廃棄物について、環境省は廃棄物の量が多い5つの県に処分場を建設する計画です。
このうち千葉県の候補地について去年4月以降、民間の土地を含むおよそ5000か所の中から選定作業を進めた結果、千葉市中央区にある東京電力千葉火力発電所の敷地を選定しました。
環境省の小里環境副大臣は24日、千葉市の熊谷市長や千葉県の森田知事と会談し、候補地を提示したうえで、選定の経緯を説明するほか、詳細な調査に向けた協力を求めることにしています。
千葉火力発電所は東京湾に面する工業地帯にあり、敷地の面積はおよそ76万平方メートルで、周辺の住宅地からは数キロ離れているということです。
千葉県では、松戸、柏、流山の3市の指定廃棄物を県有地の施設で一時的に保管してきましたが、処分場建設のめどが立たないなか、先月末の保管期限を前にそれぞれの市に戻されています。
指定廃棄物の処分場を巡って、環境省はこれまでに宮城県と栃木県で、候補地を提示しましたが、地元の反対などで建設のめどが立っておらず、今後、千葉市や住民などの理解が得られるかが課題となります。
■「千葉市議会へも国の直接説明を」 熊谷市長に申し入れ 最終処分場候補地問題 「事実なら反対」大半 市民の声20件超【汚染焼却灰
千葉日報-2015/04/20
原発事故で発生した放射性物質を含む焼却灰などの「指定廃棄物」の最終処分場の候補地に千葉市中央区蘇我町の東 京電力千葉火力発電所の敷地が浮上した問題で、市議会の宇留間又衛門議長は20日、環境省から議会へも直接説明する機会を設けるよう促すことなどを熊谷俊 人市長に申し入れ、市長は了承した。一方、報道を受けて市には先週金曜から20日までに20件を超す問い合わせがあり、「事実であれば反対」と受け入れ拒 否を求める声が多かった。 ...
処分場候補地をめぐる環境省の選定作業で、最終的に絞り込まれたのが、東電千葉火力発電所敷地内と、千葉市内の別の1カ所だったことが関係者への取材で22日、分かった。
また、24日、 ・・・...