■ 聖州でも清掃夫のスト=130市の市民苦情の声
ニッケイ新聞 2015/03/28
リオ州、パラナ州に続き、聖州でも清掃夫のストが始まり、市民から苦情の声が出ていると26日付フォーリャ紙や27日付エスタード紙などが報じている。
聖州のストは23日から始まり、大聖市圏のABCD地区やオザスコ、グアルーリョスをはじめとする130市のゴミの収集がほぼ止まり、ゴミが溜まり悪臭が漂う、車道や歩道が狭くなり動きが取れないなどの苦情が出ている。
1日650トンのゴミが出るサントアンドレー市の場合、26日午後4時15分までに市警備隊の警備付の回収車が回収したゴミは138トンのみで、回収出来 なかったゴミは4日間で最低2100トンだという。ディアデマ市でも、市役所が26日に特別策を講じて8・4トンのゴミを回収したが、1日230トンとい われるゴミの前では焼け石に水だ。
清掃夫達の組合は11・73%の給与調整を要求しているが、雇用者側は7・68%までしか譲歩しておらず、 25日の労働裁判所の調停でも合意は成立しなかった。雇用主側は労組は70%の業務遂行との司法命令を守っていないと抗議しており、悪化するばかりの状況 に腹を立てて路上にゴミをぶちまける人なども出ている。
聖市とカンピーナス市は労組交渉が9月に行われるため、今回のストの対象外となっている。
なお、聖州の清掃夫の給与は900~1200レアル。昨年は10%の給与調整が行われた。
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聖州でも清掃夫のスト=130市の市民苦情の声/ブラジル
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