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Channel: 東京23区のごみ問題を考える
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23区清掃工場 ダイオキシン類の測定結果(平成26年度)

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☆(注1)飛灰処理汚泥の法基準値 3ng-TEQ/g
ただし、※1は既設施設であり、法律に定める方法により飛灰を処理しているため、基準値は適用されない。

東京二十三区清掃一部事務組合(更新日:平成26年1月26日)
■平成26年度ダイオキシン類の測定結果を掲載しました

平成26年度のダイオキシン類測定結果、
測定結果は、全ての項目で、各工場とも「測定結果はすべて法基準値 を下回りました。」とのことである。多額の費用をかけてのダイオキシン類測定、せっかくのデータ、もったいないので、グラフにしてみた~(何の意味もないのではあるが、)

●清掃工場における排ガスのダイオキシン類測定結果
清掃工場の煙突から出る排ガス中のダイオキシン類を定期的に測定しています。ダイオキシン類対策特別措置法の規制対象です。

法的には年に1回以上の測定。清掃一組では、廃プラサーマル以降、年4回の測定を実施している。
ただいま3回目の途中、、ほとんどの工場で、小数点以下ゼロが4~6個もついている。
↓↓例えば、一番古い、昭和58年9月しゅん工の光が丘清掃工場は、

光が丘清掃工場※ (測定日) 測定結果
1号炉:1回目(H26.5.21)0.0000019ng-TEQ/m3、2回目(H26.7.16)0.0000023ng-TEQ/m3
2号炉:1回目(H26.5.22)0.0000020ng-TEQ/m3、2回目(H26.7.17) 0.00000013ng-TEQ/m3、3回目(H26.9.5)0.0000013ng-TEQ/m3
(注1)排ガスの法基準値 0.1ng-TEQ/m3N(ただし、※は法基準値 1ng-TEQ/m3N)


●清掃工場における飛灰処理汚泥のダイオキシン類測定結果
ごみ焼却炉のろ過式集じん器で捕集した排ガス中のばいじんを飛灰といい、薬剤で処理しています。この処理飛灰(飛灰処理汚泥)に含まれるダイオキシン類を定期的に測定しています。ダイオキシン類対策特別措置法の規制対象です。

(注1)飛灰処理汚泥の法基準値 3ng-TEQ/g
ただし、※1は既設施設であり、法律に定める方法により飛灰を処理しているため、基準値は適用されない。


●清掃工場における溶融飛灰処理汚泥のダイオキシン類測定結果
灰溶融炉のろ過式集じん器で捕集した排ガス中のばいじんを溶融飛灰といい、薬剤で処理しています。この処理飛灰(溶融飛灰処理汚泥)に含まれるダイオキシン類を定期的に測定しています。ダイオキシン類対策特別措置法の規制対象です。

(注1)溶融飛灰処理汚泥の法基準値 3ng-TEQ/g


●清掃工場における焼却灰のダイオキシン類測定結果
焼却炉の底から排出される燃えがらを焼却灰といい、それに含まれるダイオキシン類を定期的に測定しています。ダイオキシン類対策特別措置法の規制対象です。

(注1)焼却灰の法基準値 3ng-TEQ/g


●清掃工場におけるスラグのダイオキシン類測定結果
焼却炉から排出された焼却灰を1,200度以上の高温で溶融したのち冷却したものをスラグといい、それに含まれるダイオキシン類を定期的に測定しています。ダイオキシン類対策特別措置法の規制対象です。
(注1)スラグの法基準値 3ng-TEQ/g

すべての施設でゼロとなっているのだが、
ゼロではなく、検出下限値以下と書いたほうがいいのでは?


●清掃工場における排水のダイオキシン類測定結果
清掃工場内で発生する汚水に含まれる固形物・重金属などを取り除き、下水道に放流しています。この放流水に含まれるダイオキシン類を定期的に測定しています。下水道法の規制対象です。

(注1)排水の法基準値 10pg-TEQ/L


●その他の環境測定
法律で測定が義務付けられていない以下の項目についても定期的に測定し、公害防止、環境負荷の低減に努めています。

・清掃工場周辺における土壌中のダイオキシン類測定結果
測定は、操業協定なのかどうか、千歳清掃工場と練馬清掃工場のみ

(注1)※は工場所在区が実施
(注2)土壌の環境基準 1,000pg-TEQ/g
(注3)pg(ピコグラム)とは、1兆分の1グラムを表す単位


・清掃工場周辺における大気中のダイオキシン類測定結果
記録のある平成12年度からのすべての測定結果を入れてみた。
平成12年度、13年度は24時間サンプリング。平成14年度以降は一週間サンプリングとなっている。夏場測定、冬場測定、清掃工場によっては年に2回測定もあり単純な比較はできないが、大気中ダイオキシン類は、年々数値が下がってきているのがよくわかる。

(注1)※は工場所在区が実施
(注2)大気の環境基準 0.6pg-TEQ/m3(年平均値)
(注3)pg(ピコグラム)とは、1兆分の1グラムを表す単位

大気の環境基準、ダイオキシン類も年平均値なので、高めの時は、特異値として追加測定を繰り返せば、平均濃度は低くなる~

・江東区内清掃工場周辺
平成12年度の異常なほどの測定結果、



・清掃工場における雨水排水のダイオキシン類測定結果
平 成20年度の練馬清掃工場の雨水ダイオキシン類6.8pg-TEQ/L以来、平成22年度から全工場での測定となった。22年度は、大田も練馬もずいぶん 低くなったが、23年度の江戸川清掃工場(南側雨水排水槽)で高め、24年度は中防灰溶融 西側雨水排水枡で3.8pg-TEQ/L(平成25年1月16日測定)、再測定では0.046pg-TEQ/L(平成25年3月25日測定)となってい る。よほど雨水排水溝の事前清掃を怠ったのか、精一杯清掃しても3.8pg-TEQ/Lだったのか、たまたま周辺からダイオキシン類が飛んできたの か、、、
平成25年度は、全ての工場で小数点以下の数値
どちらにしても、年1回のたまたまの測定結果であるから~

(注1)雨水排水の法基準値 10pg-TEQ/L
(注2)pg(ピコグラム)とは、1兆分の1グラムを表す単位


・清掃工場における汚水処理汚泥のダイオキシン類測定結果

(注1)汚水処理汚泥の法基準値 3ng-TEQ/g
(注2)ng(ナノグラム)とは、10億分の1グラムを表す単位
(注3)※は汚水処理汚泥を工場内で処理して埋立てを行わないため、測定していない。

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参考

●東京都埋立処分場 大気中のダイオキシン類測定結果
☆まだ平成25年度の測定結果は掲載されていない。(2014/06/24)
処分場の大気中のダイオキシン類濃度を年2回調査しています。
 埋め立てられたごみからダイオキシン類が外気に放散されていないか確認するためです。
 過去3年間の測定結果は下記のとおりです。
 測定結果は、環境基準値と比べても低濃度でした。

大気中のダイオキシン類は夏場より冬場が高い傾向にあるといわれるが、
このデータは顕著に現れている

注):環境基準は、一般公衆が通常生活していない地域については適用されないため、当処分場は法令上は適用されません。また、環境基準値は1年平均値です。


☆東京都「大気中のダイオキシン類測定結果」より作成


過去のダイオキシン類排出は~

●23区の清掃工場 排ガス中のダイオキシン類測定結果(特別措置法制定前)
(昭和63年度~平成9年度) これは年間の総排出量ではなく煙突排ガスのダイオキシン類である!! ほんとうに驚くほどの清掃工場からの排出量、、、

※グラフは東京都清掃局「区部の清掃工場におけるダイオキシン類測定結果」より作成


●清掃工場周辺における大気中のダイオキシン類測定結果
(平成10年度)

※グラフは東京都清掃局「区部の清掃工場におけるダイオキシン類測定結果」より作成


●ダイオキシン類モニタリング 発生源 区別ダイオキシン類排出量
1995年度現況からの算出(g-TEQ/年) 年間の総排出量(グラム)

※グラフは『一般環境大気中のダイオキシン類モニタリング 地点検討のための基礎資料作成報告書(平成10年1月)株式会社ライテック』より作成
(大田区はやや曖昧な数値である。もっと高い数値の可能性もあり。民間施設があるということで情報開示資料が墨塗してあったため、逆算で清掃工場分を案分して算出したもの)


関連(本ブログ)清掃工場の雨水排水関連↓↓
■23区清掃工場 「雨水」ダイオキシン類調査結果一覧(続き)(2009年10月31日)
■練馬清掃工場の雨水ダイオキシン問題で一組を訪問 (グラフ)(2009年10月15日)
■23区 大田清掃工場(第一)ダイオキシン類〈雨水〉22ピコ環境基準超過!(2009年09月10日)

■ダイオキシン類の排出量の目録(排出インベントリー)について(2014年03月20日)



 

 


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