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(キルン式ガス化溶融炉)清掃工場不具合の浜松市、三井造船を損賠提訴へ/静岡

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■清掃工場不具合の浜松市、三井造船を損賠提訴へ
読売新聞-2014/11/11
 浜松市は、西部清掃工場(西区)で不具合が生じたため、ごみ焼却灰の処理ができず、埋め立て費用がかかったとして、同工場の設計や建設を担当し、運営を担う三井造船(東京)を相手取り、損害賠償を求めて提訴する方針を固めた。
 請求額は約1億円以上になるとみられる。
 関係者によると、西部清掃工場は2009年に稼働した。市内のほかの工場の焼却灰も受け入れて、溶融処理し、道路のコンクリート材などに再利用する予定だった。ところが、焼却灰処理の過程で不具合が生じ、設備の改修が必要となった。改修には約3年かかり、この間、ほかの工場の焼却灰を処理できず、市は埋め立て用地を確保し、埋め立て処分を行った。
 市は同社に埋め立て費用などを求めたが、折り合いがつかず、12年1月、国土交通省中央建設工事紛争審査会に調停を申し立てた。
 当初、市側は3億5000万円の賠償金を求めていたが、このほど、審査会は、同社が市に約1億円支払うよう調停案を提示。市側は先月下旬に受け入れる方針を示したが、同社は拒否していた。
 同社は「主張が認められず、調停案を拒否したのは事実。詳細は控えたい」とコメントした。

■浜松市、賠償求め三井造船提訴へ 清掃工場不具合で
中日新聞-2014/11/12
浜松市は十一日、市西部清掃工場(西区篠原町)の焼却灰処理施設が稼働後すぐ不具合が生じ、焼却灰の埋め立てに余分な費用がかかったとして、工事を請け負った三井造船(東京都中央区)を相手取り、損害賠償を求めて訴訟を起こす方針を明らかにした。早ければ年内にも提訴する見通しで、請求額は約二億一千万円に上るとみられる。

●浜松市西部清掃工場
業務内容
もえるごみ、下水汚泥、他工場焼却灰等の燃焼溶融処理
○蒸気タービン発電機による廃棄物発電
○自己搬入ごみ(もえるごみ)の受入れ
○施設見学の受入れ
施設概要
処理方式 キルン式ガス化溶融炉
処理能力 150t/日×3炉=450t/日
竣工年月日 平成21年1月31日

ごみ+下水汚泥+他工場焼却灰の溶融、
一石二鳥どころか、一石三鳥、一石四鳥を目論んでいたのが,,

全国各地の溶融施設
事故やトラブル、燃料費膨大、こういうトラブルあとを絶たず、、、
おまけに、多額の費用をかけた溶融スラグの用途は限られ、
環境省は、溶融処理を推進し、交付金を出しただけで、実態調査を全くしない、
さすがに、新たな灰溶融炉の建設はほとんどないが、
ガス化溶融炉の建設、検討中は増え続けている、、、

関連(本ブログ)
■浜松市と三井造船調停へ 西部清掃工場の不具合で/キルン式ガス化溶融炉(2011年11月02日)

参考
●全国溶融処理施設一覧(一般廃棄物処理施設)2014年10月現在



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