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Channel: 東京23区のごみ問題を考える
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延命に年間28億円 横浜の廃棄物最終処分場/横浜

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【すでに埋め立てた部分に穴を掘り、焼却灰を追加する高密度化事業。ボーリング機械が8台連なる=横浜市中区で】
☆東京新聞「延命に年間28億円 横浜の廃棄物最終処分場」より転載

■延命に年間28億円 横浜の廃棄物最終処分場
東京新聞 2014/11/09
家庭ごみの焼却灰などを埋め立てる横浜市で唯一の南本牧廃棄物最終処分場を延命させるため、市は本年度、すでに埋め立てた場所を圧縮して詰め込む「高密度化」や、高コストの焼却灰の再資源化などに取り組んでいる。対策をとらなければ、来年度中にいっぱいになってしまうからだ。新たな処分区域が完成するまでのつなぎだが、これら延命には年間約二十八億円かかり、市は来年度に向けて、いかに節約するかに頭を悩ませている。 (原昌志)
 横浜港の一角にある南本牧ふ頭埋め立て地(中区)。現在、第二ブロックといわれる二十一ヘクタールの区域に、ごみ焼却灰が日々投入されている。今年三月時点で残容量は二十二万立方メートル。市では年間十四万立方メートルの排出量があり、来年度の途中には埋まってしまう計算だ。そこで本年度初めて、ボーリングの掘削機で穴を開けて隙間をつくり、灰を投入する「高密度化」を本格的に実施した。年間十八億円かかるが、五万七千立方メートルの余裕をつくり出せる。「海面の埋め立て処分場で行うのは全国でも初めてだったが、一三年度の実証実験で問題なくできることが分かった」と担当者は話す。
 合わせて焼却灰の再資源化も再開させた。金沢区の金沢工場では、灰をスラグ化し路盤材にする溶融炉を再稼働。電気代など運転費用に年間五億~六億円かかるため、厳しい財政状況もあって一〇年度から休止していたが、一万千二百立方メートルの減量効果がある。民間にも溶融を四億五千万円で委託し、七千八百立方メートル分を減らしている。再資源化といっても市場で売れる代物ではないから、やむを得ない措置というのが実態だ。
続きは~

埋立処分場の延命化、
すでに埋め立てた場所を圧縮して詰め込む「高密度化」、、
そして金沢工場灰溶融施設の再稼働、、
他の自治体では、
埋め立てた廃棄物を掘り起こして焼却するところもある~

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