環境省報道発表資料(平成25年2月21日)
■低濃度ポリ塩化ビフェニル廃棄物の無害化処理に係る大臣認定について(株式会社富山環境整備)(お知らせ)
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=16350
株式会社富山環境整備より申請のありました廃棄物処理法に基づく低濃度ポリ塩化ビフェニル廃棄物の無害化処理の認定申請について、大臣認定を行いましたのでお知らせします。
廃棄物の処理及び清掃に関する法律の規定に基づき、低濃度ポリ塩化ビフェニル廃棄物について高度な技術を用いた無害化処理を行い、又は行おうとする者は、環境大臣の認定を受けることができることとされています。
この度、下記の者からの申請に基づき、2月21日付けで認定を行いましたのでお知らせします。
1.認定取得者
(1) 住所、名称、代表者の氏名
富山県富山市婦中町吉谷3番地3
株式会社富山環境整備 代表取締役 松浦 英樹
(2) 施設設置場所
富山県富山市婦中町吉谷字殿山2番1外3筆、字背戸山10番4外7筆及び字大谷270番
(3) 施設の種類
廃ポリ塩化ビフェニル等、ポリ塩化ビフェニル汚染物又はポリ塩化ビフェニル処理物の焼却施設
(4) 処理を行う廃棄物の種類(いずれも低濃度ポリ塩化ビフェニル廃棄物に係るものに限る。)
イ 廃ポリ塩化ビフェニル等(微量ポリ塩化ビフェニル汚染絶縁油が廃棄物となったもの、ポリ塩化ビフェニルの濃度が5,000mg/kg以下のもの。)
ロ ポリ塩化ビフェニル汚染物(微量ポリ塩化ビフェニル汚染絶縁油に汚染されたものが廃棄物となったもの又はポリ塩化ビフェニルの濃度が5,000mg/kg以下の汚染物)
ハ ポリ塩化ビフェニル処理物(イ及びロを処理したもの又はポリ塩化ビフェニルの濃度が5,000mg/kg以下の処理物)
(5) 処理の方法
焼却(ロータリーキルン式焼却炉及び固定床炉(二次室を含む。))
(6) 処理能力
[1] ロータリーキルン炉
○ 廃PCB等 14.4kl/日
○ PCB汚染物又はPCB処理物 52.8t/日
[2] 固定床炉
○ PCB汚染物又はPCB処理物 14.56t/日
2.認定年月日
平成25年2月21日
3.その他
低濃度PCB廃棄物に係る無害化処理認定に関する情報については、以下のアドレスを参照してください。
http://www.env.go.jp/recycle/poly/facilities.html
================================================================
■PCBを含む廃棄物の焼却実証試験(平成24年10月実施分)の実施結果について(お知らせ)
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=16349
環境省では、鳥取県及び三光株式会社の協力を得て、低濃度PCB廃棄物の焼却実証試験を実施しましたので、その結果をお知らせいたします。
1.趣旨
環境省では、低濃度PCB廃棄物の処理体制の整備を図るため、平成17年度から、既存の産業廃棄物処理施設等において、焼却実証試験を行い、安全かつ確実に処理できることを確認してきました。
当省では、低濃度PCB廃棄物の処理体制の検討に向け、処理の安全性及び確実性を確認する観点から、焼却実証試験を引き続き行うこととしており、今般、関係自治体である鳥取県及び実証試験施設の設置者である三光株式会社の協力を得て、低濃度PCB廃棄物の焼却実証試験を実施しました。
2.実証試験の概要
(1) 実証試験の実施場所及び実施期間
三光株式会社(鳥取県境港市)
平成24年10月16日(火)〜10月18日(木)
施設の概要は、「別紙」の表1参照。
実証内容
三光株式会社において、低濃度PCB廃棄物(絶縁油、有機顔料、防護具等、廃プラスチック類、木くず・紙くず、ウエス、汚泥、廃アルカリ、コンデンサ、抜油後の変圧器及び圧縮後の空ドラム缶)を焼却処理※し、処理後の試験試料の加熱残渣物、燃え殻、ばいじん及び排ガス中のPCB濃度等を分析することにより、これらの処理状況を確認しました。
※ ロータリーキルンストーカ炉では低濃度PCB廃棄物のうち絶縁油、有機顔料、防護具等、廃プラスチック類、木くず・紙くず、ウエス、汚泥及び廃アルカリを焼却処理(850℃以上)し、固定床炉ではコンデンサ、抜油後の変圧器及び圧縮後の空ドラム缶を加熱分離処理(850℃以上)した後、発生したガスを2次燃焼炉で焼却処理(850℃以上)しました。
3.実証試験の結果
試験試料の種類、量及びPCB濃度を「別紙」の表2に、大気中のPCB及びダイオキシン類の濃度を「別紙」の表3に、排ガス中のPCB及びダイオキシン類の濃度を「別紙」の表4に、焼却処理後の燃え殻、ばいじん及び試験試料の加熱残渣等の分析結果を「別紙」の表5にまとめました。
施設の敷地境界における大気中のPCB濃度、施設周辺における大気中のPCB及びダイオキシン類濃度については、基準値等よりも低いことを確認しました。 排ガス中のPCB及びダイオキシン類の濃度については、基準値等よりも低いことを確認しました。また、通常運転時と本試験時において顕著な差がなかったことから、試験試料を投入したことによる排ガス中のPCB及びダイオキシン類の濃度への影響はないことを確認しました。
焼却処理後の試験試料の加熱残渣物、燃え殻及びばいじんに含まれるPCB及びダイオキシン類の量については、基準値等よりも低いことを確認しました。
添付資料
別紙[PDF 107KB]
■低濃度ポリ塩化ビフェニル廃棄物の無害化処理に係る大臣認定について(株式会社富山環境整備)(お知らせ)
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=16350
株式会社富山環境整備より申請のありました廃棄物処理法に基づく低濃度ポリ塩化ビフェニル廃棄物の無害化処理の認定申請について、大臣認定を行いましたのでお知らせします。
廃棄物の処理及び清掃に関する法律の規定に基づき、低濃度ポリ塩化ビフェニル廃棄物について高度な技術を用いた無害化処理を行い、又は行おうとする者は、環境大臣の認定を受けることができることとされています。
この度、下記の者からの申請に基づき、2月21日付けで認定を行いましたのでお知らせします。
1.認定取得者
(1) 住所、名称、代表者の氏名
富山県富山市婦中町吉谷3番地3
株式会社富山環境整備 代表取締役 松浦 英樹
(2) 施設設置場所
富山県富山市婦中町吉谷字殿山2番1外3筆、字背戸山10番4外7筆及び字大谷270番
(3) 施設の種類
廃ポリ塩化ビフェニル等、ポリ塩化ビフェニル汚染物又はポリ塩化ビフェニル処理物の焼却施設
(4) 処理を行う廃棄物の種類(いずれも低濃度ポリ塩化ビフェニル廃棄物に係るものに限る。)
イ 廃ポリ塩化ビフェニル等(微量ポリ塩化ビフェニル汚染絶縁油が廃棄物となったもの、ポリ塩化ビフェニルの濃度が5,000mg/kg以下のもの。)
ロ ポリ塩化ビフェニル汚染物(微量ポリ塩化ビフェニル汚染絶縁油に汚染されたものが廃棄物となったもの又はポリ塩化ビフェニルの濃度が5,000mg/kg以下の汚染物)
ハ ポリ塩化ビフェニル処理物(イ及びロを処理したもの又はポリ塩化ビフェニルの濃度が5,000mg/kg以下の処理物)
(5) 処理の方法
焼却(ロータリーキルン式焼却炉及び固定床炉(二次室を含む。))
(6) 処理能力
[1] ロータリーキルン炉
○ 廃PCB等 14.4kl/日
○ PCB汚染物又はPCB処理物 52.8t/日
[2] 固定床炉
○ PCB汚染物又はPCB処理物 14.56t/日
2.認定年月日
平成25年2月21日
3.その他
低濃度PCB廃棄物に係る無害化処理認定に関する情報については、以下のアドレスを参照してください。
http://www.env.go.jp/recycle/poly/facilities.html
================================================================
■PCBを含む廃棄物の焼却実証試験(平成24年10月実施分)の実施結果について(お知らせ)
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=16349
環境省では、鳥取県及び三光株式会社の協力を得て、低濃度PCB廃棄物の焼却実証試験を実施しましたので、その結果をお知らせいたします。
1.趣旨
環境省では、低濃度PCB廃棄物の処理体制の整備を図るため、平成17年度から、既存の産業廃棄物処理施設等において、焼却実証試験を行い、安全かつ確実に処理できることを確認してきました。
当省では、低濃度PCB廃棄物の処理体制の検討に向け、処理の安全性及び確実性を確認する観点から、焼却実証試験を引き続き行うこととしており、今般、関係自治体である鳥取県及び実証試験施設の設置者である三光株式会社の協力を得て、低濃度PCB廃棄物の焼却実証試験を実施しました。
2.実証試験の概要
(1) 実証試験の実施場所及び実施期間
三光株式会社(鳥取県境港市)
平成24年10月16日(火)〜10月18日(木)
施設の概要は、「別紙」の表1参照。
実証内容
三光株式会社において、低濃度PCB廃棄物(絶縁油、有機顔料、防護具等、廃プラスチック類、木くず・紙くず、ウエス、汚泥、廃アルカリ、コンデンサ、抜油後の変圧器及び圧縮後の空ドラム缶)を焼却処理※し、処理後の試験試料の加熱残渣物、燃え殻、ばいじん及び排ガス中のPCB濃度等を分析することにより、これらの処理状況を確認しました。
※ ロータリーキルンストーカ炉では低濃度PCB廃棄物のうち絶縁油、有機顔料、防護具等、廃プラスチック類、木くず・紙くず、ウエス、汚泥及び廃アルカリを焼却処理(850℃以上)し、固定床炉ではコンデンサ、抜油後の変圧器及び圧縮後の空ドラム缶を加熱分離処理(850℃以上)した後、発生したガスを2次燃焼炉で焼却処理(850℃以上)しました。
3.実証試験の結果
試験試料の種類、量及びPCB濃度を「別紙」の表2に、大気中のPCB及びダイオキシン類の濃度を「別紙」の表3に、排ガス中のPCB及びダイオキシン類の濃度を「別紙」の表4に、焼却処理後の燃え殻、ばいじん及び試験試料の加熱残渣等の分析結果を「別紙」の表5にまとめました。
施設の敷地境界における大気中のPCB濃度、施設周辺における大気中のPCB及びダイオキシン類濃度については、基準値等よりも低いことを確認しました。 排ガス中のPCB及びダイオキシン類の濃度については、基準値等よりも低いことを確認しました。また、通常運転時と本試験時において顕著な差がなかったことから、試験試料を投入したことによる排ガス中のPCB及びダイオキシン類の濃度への影響はないことを確認しました。
焼却処理後の試験試料の加熱残渣物、燃え殻及びばいじんに含まれるPCB及びダイオキシン類の量については、基準値等よりも低いことを確認しました。
添付資料
別紙[PDF 107KB]