■新茂木変電所にPCB処理施設 東京電力が計画
下野新聞-2014/11/05
東京電力は、ポリ塩化ビフェニール(PCB)無害化処理施設を茂木町北高岡の新茂木変電所内に設置する。同社が県内に保有する変圧器などの微量PCB汚染機器の処理促進が目的。現在変電所の周辺住民と事前協議を行っており、環境保全協定が結ばれた段階で県に設置許可の申請を行う。
電気機器用の絶縁油などの成分として使われてきたPCBは発がん性が指摘され、1972年に製造が禁止された。PCBに汚染された廃棄物に関し て、国は法律で2027年3月末までに処理を行うよう定めている。同社は群馬、神奈川県など管内4カ所でPCB絶縁油の分解処理、低濃度汚染機器の無害化 洗浄などを進めている。
施設は同変電所南端の資材置き場として使われている場所に設置する。面積は約3千平方メートル(うち処理設備450平方メートル)。汚染機器をアルコールの洗浄液に浸し、PCBが溶け出した洗浄液を循環させマイクロ波を当てた触媒に通し無害化する。
電力会社などのPCB自家処理は、JESCO以前から各地で実施されていたが、
東京電力の東京分は、JESCO東京事業所内で、高濃度PCB処理と平行して低濃度PCB処理を実施。
低濃度PCB処理は、平成17年11月~平成25年6月24日まで約7年8か月かけて無事終了している。
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■東電がPCB無害化処理施設/群馬(2013年03月08日)
「オンサイト型マイクロ波抽出・分解法」
洗浄液の「IPA」引火点 11.7℃
JESCO東京事業のMHI化洗も洗浄液は「IPA」
評価済PCB処理技術の一覧(最新版?)
PCB処理技術ガイドブック(改訂版 2005年)以降、新しい技術が何件か増えている、
■評価済PCB処理技術一覧
(廃棄物処理法に基づくPCB処理技術)(平成24年10月現在)
PDFファイル(産廃情報ネット)
☆産業廃棄物処理事業振興財団のサイトから
★電力会社などのPCB自家処理の実例 ↓↓ 古いデータではあるが、
化学処理技術によるPCB自家処理の実例 (平成17年4月4日現在)
PCB処理技術ガイドブック(改訂版)より