Quantcast
Channel: 東京23区のごみ問題を考える
Viewing all articles
Browse latest Browse all 9985

室蘭でPCB円卓会議、作業環境濃度高く処理に遅れ

$
0
0
■室蘭でPCB円卓会議、作業環境濃度高く処理に遅れ
室蘭民報-2013/02/16
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2013/02/16/20130216m_02.html
 第28回北海道ポリ塩化ビフェニール(PCB)廃棄物処理事業監視円卓会議(眞柄泰基委員長)が15日、室蘭市御崎町のPCB処理情報センターで開かれた。日本環境安全事業(JESCO)が道事業所の処理見通しを説明。処理が遅れている原因に、PCBの作業環境濃度が予想より高いことなどを上げた。
 処理完了を平成35年度とする試算は昨年2月の監視円卓会議で示されており、この日は廃棄物ごとに処理完了見通しを説明。それによると、大型トランス(変圧器)は35年度、小型トランスは27年度、車載トランスは33年度。「トランス類の遅れは作業場の空気中のPCB濃度が高く、予備洗浄に時間が掛かっているため」と述べた。
 一方、通常のコンデンサー(蓄電器)は30年度完了を見込むが、特殊形状のコンデンサーは現状設備では処理できず「今後の設備改造で対策を講じる」とした。
 委員からは「全国5事業所によるオールジャパンで処理する態勢を」「(PCB処理受け入れの条件である)地域の産業振興策はどうなっているのか国は示してほしい」「処理廃棄物を保管する15県と室蘭との交流が全くなされていない」との意見が出されていた。
(山田晃司)

Viewing all articles
Browse latest Browse all 9985

Trending Articles