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Channel: 東京23区のごみ問題を考える
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PCB廃棄物保管今も7万件 使用中300件余り処理進まず/滋賀

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■PCB廃棄物保管今も7万件 使用中300件余り処理進まず
近江毎夕新聞 2014年09月07日
 米原市役所で三日に発生した職員感電事故は、自治体などが保管する蛍光灯安定器やコンデンサーなどのPCB(ポリ塩化ビフェニール)廃棄物が今も処理されないまま、不適切な管理状態にあることをうかがわせた。
 県循環社会推進課によると、昭和五十年に発効した「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律」に基づき、県内の自治体や企業などが保管するPCB廃棄物は平成二十四年度調査で、七百十事業所に約七万一千件弱がある。PCBが含まれているとみられる稼動中機器も三百件余りで、処理が遅々として進んでいない実態をうかがわせた。
 国の特措法で設立された日本環境安全事業株式会社(略称JESCO)が平成十六年度から北九州市、大阪市など全国五カ所の処理工場でPCB廃棄物の処理を始めたことで、「四十年来の保管」となっていたPCBの処理に目処が付いたとされたものの、一部保管事業者の話では、「処理を登録申請したまま返事がない」という状態が県内で長く続いていたという。昨年度から滋賀県が処理促進対象地域となり、処理件数が増え始めたが、中小企業などでは、「保管」と名付ける「放置」が今も続いているという。…

■受電施設で市職員感電 米原庁舎などで1時間半停電
近江毎夕新聞 2014年09月07日
 三日午後二時ごろ、米原市下多良の米原市役所米原庁舎に隣接する高圧受電施設内で作業をしていた同市の施設管理担当の男性職員(50)が、右肩を電気ケーブルとコンデンサーの接続部分に接触させて感電し、その弾みで、市庁舎と、隣接する米原げんきステーション、米原公民館の全電源が落ち、午後三時半まで約一時間半停電した。感電でショートしたらしい。
 男性職員は衝撃でうずくまり、施設内から自力で出た。衣服が燃えたものの、外傷はなく、意識もあったという。救急車で長浜赤十字病院に運ばれ、CT検査などを受けたが、当日は異常は見当たらなかった。同院では、電気が体内を流れていた場合、心臓に影響する可能性があるとみて四日間の経過観察入院措置とした。
 男性職員は高圧受電施設内に保管されていたPCB(ポリ塩化ビフェニール)入りの蛍光灯安定器十一台を、庁舎の空き室に移動させるため、一人で施設内に入り、安定器の運び出し作業を行っていたという。施設の外で男性職員一人が作業を手伝っていた。
 施設内では蛍光灯安定器とともに、保管が義務付けられているPCB入り高圧コンデンサーが置かれおり、県から保管場所を変更し安定的に管理するよう指導されていた。感電した職員は電気関係の資格はない。受電施設は扉に「危険」マークが記され施錠されていたが、職員なら誰でも入ることが可能な状態だった。同施設の機器の最大電圧は六千六百ボルト。…

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