Quantcast
Channel: 東京23区のごみ問題を考える
Viewing all articles
Browse latest Browse all 9985

売電収入倍増の16億円 京都市、焼却発電を効率化&23区の場合

$
0
0
■売電収入倍増の16億円 京都市、焼却発電を効率化
京都新聞-2014/05/05
京都市が市内3カ所のクリーンセンターで実施しているごみ焼却発電の売電収入が、2013年度は過去最高の約16億円となり、12年度の2倍以上になったことが、5日までに分かった。「燃料」となるごみは減少傾向にあるが、売電価格が高い時期にまとめて ...

京都市の売電収入、約16億円。バイオマス分の固定価格買取制度と、入札での売電も増収に効果があったのか。それにしても、前年度の2倍超えとは、それまでが少なすぎたのか、老朽化工場がよほど足を引っ張っていたのか〜

福島原発事故以降の電力逼迫事情で、全国各地の自治体のごみ焼却工場では、、電力需要ピーク時間帯の集中焼却等の調整や、工場内の節電はあたりまえのようになってきた。京都市と23区の場合、ごみ量も、清掃工場の規模も、灰溶融設備の実情も諸々違うし、単純に比較はできないが、23区も売電収入の推移をグラフにしてみた。

23区、2013年度の決算はまだわからないが、2013年度当初予算では、「清掃工場の発電による電力の売却に当たり、稼働している19工場中15工場をRPS(新エネルギー)制度から再生可能エネルギー固定価格買取制度に移行することで、バイオマス分について、売電単価17.85円/kWhでの売却を見込みます。」として、(前年度当初予算より)20億9千万円の増収見込みとしている。



清掃工場も、売電で何十億円もの収入を上げていると、あたかも発電所のような扱いになっているが、もちろん、ごみの焼却という目的の副産物であることは違いないが、 そのためにかける経費を常に念頭におかなければ、、、23区の場合、平成26年度一般会計予算の総額は827億9,700 万円である。そして、清掃工場は、売電電力とほぼ同程度の、大規模電力使用事業所でもある。他にも、補助燃料として、都市ガス等の大量のエネルギーも消費するということをお忘れなく。 

東京二十三区清掃一部事務組合
●今夏の清掃工場の電力対策取組み結果について(平成25年11月1日)
●今夏の清掃工場の電力供給(送電)増量について(平成25年6月20日)

関連(本ブログ)
■23区 「清掃工場等作業年報(平成24年度) 」の公表。稼働実績、故障件数、電力使用量、CO2排出量など〜(2013年10月10日)

●総使用電力量の推移


●ごみ1t焼却あたりの使用電力量及び発電電力量の推移


●ごみ発電電力量の推移



Viewing all articles
Browse latest Browse all 9985

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>