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Channel: 東京23区のごみ問題を考える
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私たちと水銀(上) やっかいなごみ 回収の仕組みどうつくる

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■私たちと水銀(上) やっかいなごみ 回収の仕組みどうつくる
東京新聞-2014/03/03
昨秋、人為的な水銀被害から人の健康と環境を守る「水銀に関する水俣条約」が採択された。日本を含め九十カ国以上が署名しており、二〇一六年ごろに発効するとみられる。身の回りの水銀や、被害をなくすための課題について二回に分けて考える。
(略)
 東京都医師会も一二年から、水銀血圧計、体温計の回収を始めた。焼却炉の排ガス中の水銀濃度の自己規制値を設けている都内の清掃工場で、濃度が上がり停止が相次いだのがきっかけ。医師会員にアンケートすると、一診療所あたり平均三・四台の血圧計、一〇・四本の体温計を保有していた。血圧計には五十グラム、体温計には一グラムほどの水銀が使われている。
 一二年九月の一カ月間で体温計が四千三百七十八本、血圧計が二千五百九十二台、水銀が三・六キロ集まった。「こんなにあったのかと驚いた。一台ずつ専門処理業者に依頼すると買うよりも費用がかかるので、たまってしまったのでは」と都医師会の橋本雄幸(かつゆき)理事は話す。
(略)


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