20年も前のことを思いだしても仕方がないのだが、
いろんなことを考えてしまう。そういえば、江東地先に台船式清掃工場を建設するという計画まであった。あまりにもひどい話し、さすがに計画は取りやめとなったが〜
23区の清掃工場、既存清掃工場建て替え時の規模縮小状況
新江東清掃工場建設の環境アセスからすでに20年が経過したのだ。それが、またすでに、建て替え計画云々というのだから、月日のたつのはほんとうに早い。平成5年、新江東清掃工場建設工事の環境アセスメント住民説明会にて、当時の東京都清掃局は、可燃ごみ全量焼却達成の暁には、真っ先に新江東清掃工場の1炉を止めますと地域住民に約束した。平成9年の江戸川清掃工場の竣工で全量焼却は達成したといわれるが、新江東清掃工場の焼却炉1炉が止まるということはなかった。しかし、その一方で、その後の、板橋、多摩川、足立、品川、葛飾、世田谷清掃工場の建て替え時には、大幅に規模の縮小が行われている。すでに、新江東の1炉分の縮小は使い切ってしまったのか?! そして、港清掃工場(900t/日)、豊島清掃工場(400t/日)、渋谷清掃工場(200t/日)、中央清掃工場(600t/日)が次々と新設された。(合計2,100t/日)
△3,500t/日の規模縮小である!!
こうしてみると、
大田の場合は第二はそもそも不燃ごみ焼却だった、杉並の場合は予備炉の廃止、練馬の場合は建て替え時の建設上の問題から、,とかいわれているが、既存の清掃工場建て替え時に、こうまで着実に規模縮小されていくなら、なぜ目黒清掃工場は600t/日の規模を温存したのか。不公平なのではないか。
不公平といえば、焼却能力の規模縮小はあれど、灰溶融施設の併設が板橋、多摩川、足立、品川、葛飾、世田谷清掃工場。しかし、焼却炉の規模縮小には違いない。(江東地先の中防にも巨大な灰溶融施設の建設。)となると、逆に、何らかの目的があれば抱き合わせで規模も縮小する。なにもなければ縮小もなし。清掃一組の胸先三寸でどうにでもなるということなのか、簡単ではないだろうが、その気になれば、清掃一組の知恵の見せ所、能力発揮して、整備計画も大きく変わる。施設整備の交付金がなくなる、財源確保の困難な局面にでもなればどう変わるのだろうか〜
改めて考える 23区の役割分担のあり方
23区のごみ減量取組、清掃工場のない区の取組は、誰がどう検証するのか〜
23区「負担の公平・役割分担のあり方検討会」解決に向けての骨太方針
清掃事業に関する課題の中で、引き続き検討することとされていた、「工場のある区、ない区の負担の公平、役割分担のあり方」について、10名の助役(ブロック幹事+各ブロック1名)をメンバーとして「負担の公平・役割分担のあり方検討会」が設置された。その検討結果の取りまとめが報告された。(検討会は平成18年2月から19年3月までに7回開催されている。)−江東区議会資料より
特別区助役会 負担の公平・役割分担のあり方検討会 解決に向けての骨太方針
1 策定の背景
2 清掃工場の焼却能力について
3 清掃工場の焼却能力のあり方について
4 清掃工場の焼却等に関する制限の見直しについて
5 各区における主体的取組について
6 負担の公平の方策について
7 「地元還元施設」について
8 その他
(※5以外は省略)
5 各区における主体的取組について
(1)以上の1〜4の措置と併せて、23区はごみ(区収集ごみ及び持ち込みごみをいう。)の減量について、数値目標を立て、こぞってこれに取り組む。
(ア)ごみの減量目標は、区収集ごみについては、向こう10年間で、区民一人当たり20%の削減を目指す。
また、持ち込みごみについても、その削減に努力する。
(イ)ごみの減量に加え、さらなる資源循環型社会の構築を目指し、リサイクルの積極的な展開を図る。
(ウ)容器包装リサイクル法対象の廃プラスチック(以下「容リプラ」という。)については、各区において積極的に資源化を図っていく。
(エ)清掃工場へのごみ搬入車両による交通負荷や環境負荷を低減させるため、清掃車両の大型化や低公害車への切り替えなどについて、各区は積極的に推進する。
(2)清掃工場のない区の取組について
清掃工場のない区は、負担の公平に向けた役割をより積極的に果たすため、以下の事柄について取り組み、ごみの減量、資源化や環境負荷のいっそうの低減を図る。
(ア)ごみの減量に向け、向こう10年間で、上記5(1)(ア)を超える減量目標を各区の責任において設定し、その現実に向け積極的に取り組むものとする。
(イ)サーマルリサイクルの本格実施に際し、容リプラについては、資源化の徹底を図る。
加えて、容リプラの圧縮梱包保管施設についても、確保に向けた取り組みを行う。
関連(本ブログ)
■23区の「清掃工場の整備スケジュール」を改めて考えてみる〜(その2)(2013年11月25日)
いろんなことを考えてしまう。そういえば、江東地先に台船式清掃工場を建設するという計画まであった。あまりにもひどい話し、さすがに計画は取りやめとなったが〜
23区の清掃工場、既存清掃工場建て替え時の規模縮小状況
新江東清掃工場建設の環境アセスからすでに20年が経過したのだ。それが、またすでに、建て替え計画云々というのだから、月日のたつのはほんとうに早い。平成5年、新江東清掃工場建設工事の環境アセスメント住民説明会にて、当時の東京都清掃局は、可燃ごみ全量焼却達成の暁には、真っ先に新江東清掃工場の1炉を止めますと地域住民に約束した。平成9年の江戸川清掃工場の竣工で全量焼却は達成したといわれるが、新江東清掃工場の焼却炉1炉が止まるということはなかった。しかし、その一方で、その後の、板橋、多摩川、足立、品川、葛飾、世田谷清掃工場の建て替え時には、大幅に規模の縮小が行われている。すでに、新江東の1炉分の縮小は使い切ってしまったのか?! そして、港清掃工場(900t/日)、豊島清掃工場(400t/日)、渋谷清掃工場(200t/日)、中央清掃工場(600t/日)が次々と新設された。(合計2,100t/日)
△3,500t/日の規模縮小である!!
こうしてみると、
大田の場合は第二はそもそも不燃ごみ焼却だった、杉並の場合は予備炉の廃止、練馬の場合は建て替え時の建設上の問題から、,とかいわれているが、既存の清掃工場建て替え時に、こうまで着実に規模縮小されていくなら、なぜ目黒清掃工場は600t/日の規模を温存したのか。不公平なのではないか。
不公平といえば、焼却能力の規模縮小はあれど、灰溶融施設の併設が板橋、多摩川、足立、品川、葛飾、世田谷清掃工場。しかし、焼却炉の規模縮小には違いない。(江東地先の中防にも巨大な灰溶融施設の建設。)となると、逆に、何らかの目的があれば抱き合わせで規模も縮小する。なにもなければ縮小もなし。清掃一組の胸先三寸でどうにでもなるということなのか、簡単ではないだろうが、その気になれば、清掃一組の知恵の見せ所、能力発揮して、整備計画も大きく変わる。施設整備の交付金がなくなる、財源確保の困難な局面にでもなればどう変わるのだろうか〜
改めて考える 23区の役割分担のあり方
23区のごみ減量取組、清掃工場のない区の取組は、誰がどう検証するのか〜
23区「負担の公平・役割分担のあり方検討会」解決に向けての骨太方針
清掃事業に関する課題の中で、引き続き検討することとされていた、「工場のある区、ない区の負担の公平、役割分担のあり方」について、10名の助役(ブロック幹事+各ブロック1名)をメンバーとして「負担の公平・役割分担のあり方検討会」が設置された。その検討結果の取りまとめが報告された。(検討会は平成18年2月から19年3月までに7回開催されている。)−江東区議会資料より
特別区助役会 負担の公平・役割分担のあり方検討会 解決に向けての骨太方針
1 策定の背景
2 清掃工場の焼却能力について
3 清掃工場の焼却能力のあり方について
4 清掃工場の焼却等に関する制限の見直しについて
5 各区における主体的取組について
6 負担の公平の方策について
7 「地元還元施設」について
8 その他
(※5以外は省略)
5 各区における主体的取組について
(1)以上の1〜4の措置と併せて、23区はごみ(区収集ごみ及び持ち込みごみをいう。)の減量について、数値目標を立て、こぞってこれに取り組む。
(ア)ごみの減量目標は、区収集ごみについては、向こう10年間で、区民一人当たり20%の削減を目指す。
また、持ち込みごみについても、その削減に努力する。
(イ)ごみの減量に加え、さらなる資源循環型社会の構築を目指し、リサイクルの積極的な展開を図る。
(ウ)容器包装リサイクル法対象の廃プラスチック(以下「容リプラ」という。)については、各区において積極的に資源化を図っていく。
(エ)清掃工場へのごみ搬入車両による交通負荷や環境負荷を低減させるため、清掃車両の大型化や低公害車への切り替えなどについて、各区は積極的に推進する。
(2)清掃工場のない区の取組について
清掃工場のない区は、負担の公平に向けた役割をより積極的に果たすため、以下の事柄について取り組み、ごみの減量、資源化や環境負荷のいっそうの低減を図る。
(ア)ごみの減量に向け、向こう10年間で、上記5(1)(ア)を超える減量目標を各区の責任において設定し、その現実に向け積極的に取り組むものとする。
(イ)サーマルリサイクルの本格実施に際し、容リプラについては、資源化の徹底を図る。
加えて、容リプラの圧縮梱包保管施設についても、確保に向けた取り組みを行う。
関連(本ブログ)
■23区の「清掃工場の整備スケジュール」を改めて考えてみる〜(その2)(2013年11月25日)