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Channel: 東京23区のごみ問題を考える
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23区清掃一組「清掃事業年報(平成23年度)」 の公表

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平成24年度は、災害廃棄物の受入が特徴的といえるが、それでも、焼却量全体の1%である。また、23年度に引き続き、福島原発事故を受けて電力逼迫からの溶融処理の縮小による溶融処理量の減少、それに伴う埋立処理量の増加など、事業年報から、気になる部分をグラフにした。


東京二十三区清掃一部事務組合HPより
8月30日 清掃事業年報(平成24年度版)を掲載しました NEW!
全文 清掃事業年報(平成24年度)(PDF:3,007KB)
※グラフはすべて東京二十三区清掃一部事務組合「清掃事業年報」などから作成
注釈などはすべて事業年報記載と同じ。詳細は元データ確認のこと


◆清掃工場等焼却量の推移◆


◆清掃工場搬入総括表、受入形態別(破砕ごみ処理施設除く)◆


◆清掃工場別焼却量◆



◆区収集可燃ごみ量の推移、各区別◆
各区別可燃ごみ量の推移は、容器包装プラスチック類分別収集の実施区、未実施区の違いもあるが、数年が経過し、容リプラ効果もあまりなくなった。各区とも、増加傾向は見られなくなったが、減少の努力をしている区、横ばいの区とが際立つ違い〜


◆区別ごみ収集量(区収集分)と1人当たりのごみ排出量◆
1人当たりのごみ量は、都心部や繁華街をかかえている区もあり、単純に1人当たりごみ量で比較はできない。そして、これに事業系ごみを加えると、またまたか大きな開きが出てくる。

※人口は、平成24年10月1日現在「住民基本台帳による人口(含む外国人登録人口)」(東京都総務局統計部)

◆23区 1人1日当たりごみ量(g)推移【区収集ごみ】◆


◆23区 1人1日当たりごみ量(g)一覧表◆



◆施設整備計画のもとになるごみ量予測や焼却能力など◆
確実に焼却ごみは減少傾向、平成24年度は、一廃計画のごみ予測量よりも約15万トンの減少、なにしろ、災害廃棄物の受入余力もあったのだから、このままいけば大田工場の休止は確実か!! 



◆灰溶融施設、スラグ生成量の推移◆
原発事故の影響がなくとも、もともとがほとんどの施設が安定稼働をしているとはいいがたい。しかし、平成23年度、24年度は、夏場は全面停止、全施設で1炉稼働、主灰の単独溶融に切り替えた。

※世田谷灰溶融スラグ生成量はガス化溶融炉(300t/日)のスラグも含む

◆溶融量とスラグ生成量の推移◆
溶融量は、事業年報では、灰投入量の自工場分の記載がなく、毎年度、作業年報から抜粋している。従って、平成24年度の溶融量はまだわからない。
−−−23年度、溶融量とスラグ生成量が逆転している?!−−−

※平成18年度は大田第二除く


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24年度更新途中



◆埋立処分量の推移 23区分◆
廃プラスチックの分別区分変更で焼却となって以来、埋立処理量が大幅減少していたが、さすがに、平成23年度は、平成20年度並みに戻ってしまった。



◆23区埋立処理量の種類別内訳◆



◆23区清掃一組で受け入れている産業廃棄物◆
粗大ごみ破砕処理施設では破砕処理後、資源、焼却ごみ、不燃ごみに分けられる。焼却ごみは主に破砕ごみ処理施設で、そしてその他の清掃工場に振り分けられての焼却処理となる。

※他に、平成16年頃から事業系の不燃皮革ごみも若干量受け入れている。


◆産業廃棄物の埋立処理量(東京都分)◆
平成23年度、23区分の焼却灰の埋立量の増加もさることながら、東京都分は、上水スラッジと、下水汚泥焼却灰は、資源化できずにすべて埋立、おまけに多摩地域の下水汚泥焼却灰も受入ているので、大幅増加。



おまけ
◆23区のごみ量推移(明治33年〜平成23年)◆

※平成10年度までは「東京都清掃事業百年史」参考、以降は清掃事業年報などから作成


とりあえず〜


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