神奈川、ごみ減量で不協和音 海老名、家庭分を先行有料化 綾瀬「事業系削減が先」、座間も反発
日本経済新聞 2019/2/5付
神奈川県海老名市で2019年4月に本格稼働する新たなごみ処理施設に絡み、関係する海老名、座間、綾瀬の同県3市で不協和音が出ている。海老名が稼働を受け、今秋から家庭ごみの有料化を打ち出したのに対し、座間と綾瀬が反発している。ごみ減量の必要性では一致しているものの、その具体的方法で対立している。解決の糸口はまだみえてこない。
3市は1963年に「高座清掃施設組合」を設立し、共同でごみ処理をしている。…
ページ番号1007732更新日 平成30年12月20日印刷
海老名市では、一般廃棄物処理基本計画において平成39年度までのごみ量の目標値を定め、減量化について取り組んできました。平成29年度からは、環境審議会に諮問し減量化について審議し、平成30年9月、「海老名市家庭系ごみ減量化基本方針」を策定し、家庭系ごみの有料化、戸別収集、剪定枝の資源化と減量化に取り組むこととしました。
事業系ごみ削減 もっともなことだが、、
高座清掃施設組合のごみ焼却施設と粗大ごみ処理施設は、稼働後20年以上が経過し老朽化が進み、大規模な施設修繕を繰り返し維持している状況となっていることから、新たな施設の更新が必要となり、平成31年度稼働開始を目指して建設工事を進めています。
■工事概要
・建屋概要(計画値)
○敷地面積:15,975.11㎡
○構 造:RC(鉄筋コンクリート)造、SRC(鉄骨・鉄筋コンクリート)造、
S(鉄骨)造
○階 数:工場棟 地下3階、地上10階
プラザ棟 地上6階
○概略寸法:煙突高59m
・計画主要目
○処理方式:ストーカ炉+灰資源化方式
○処理対象:高効率ごみ発電施設 可燃ごみ、可燃残さ、汚泥、し渣
マテリアルリサイクル施設 不燃ごみ、粗大ごみ、蛍光灯・乾電池
○施設規模:高効率ごみ発電施設 122.5t/24h×2炉=245t/日
マテリアルリサイクル施設 14t/5h
○設備概要(高効率ごみ発電施設)
○受入供給設備:ピットアンドクレーン方式
○燃焼設備:三菱逆送式ストーカ
○燃焼ガス冷却設備:廃熱ボイラ方式
○排ガス処理設備:乾式排ガス処理
○灰出設備:焼却灰 半湿方式(焼結・溶融等による資源化)
飛灰 薬剤添加混練方式(焼結・溶融等による資源化)
○余熱利用設備:蒸気タービン発電設備 発電能力:4,870kw
○排水処理設備:沈殿凝集及び砂ろ過方式