工場から名古屋港に基準超の汚水 容疑の社長ら逮捕
中日新聞 -2019/01/23
名古屋市港区の工場から有害物質を含んだ汚水を名古屋港に流したとして、愛知県警は24日、水質汚濁防止法違反の疑いで、食品廃棄物リサイクル会社「熊本清掃社」(本社・熊本市)社長の村平光士郎(46)=名古屋市熱田区神宮2=と、工場長代理都築勇太(34)=愛知県東海市東海町3=の両容疑者を逮捕した。
逮捕容疑では2人は共謀し、同社が運営する港区潮見町の食品リサイクル工場「バイオプラザなごや」で昨年9~11月に計5回、食品廃棄物を堆肥化する工程で出た汚水を処理せず、国の排出基準を超えたアンモニアなどを含んだまま排出口から海へ流したとされる。基準値の1・1倍のアンモニアのほか、1・3倍のリン、2・9倍の窒素などを流していたとみられる。...