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23区 「清掃負担の公平」の検証と算定方式の検討(副区長会下命事項)は、結論をまとめるに至らず、、

今日は、江東区議会 清掃港湾・臨海部対策特別委員会を傍聴した~

いろいろ気になる案件はあったのだが、、、
「清掃負担の公平」の検証と算定方式の検討についてのみ抜粋、、

23区の「清掃負担の公平」とは、平成20年3月14日区長会総会において「清掃負担の公平・役割分担のあり方について」の中で了承された「金銭による負担の調整の方策」に従って、年度ごとに調整額の算定するもの。その調整額は翌年度の東京二十三区清掃一部事務組合分担金に反映されることとなる。(詳しくは23区の平成22年度より可燃ごみ処理に負担金制度の導入とは~


「清掃負担の公平」について、3年ごとに制度の検証と算定方式の検討を行っているようだが、今回は、副区長会下命事項の捉え方が区により大きく異なり、一定の結論をまとめるに至らなかったとのこと、具体的な各区の意見などもまとめてある。長期間の工場停止期間がある場合などの半額免除などの基準は合意事項としてある。


以下、江東区議会 清掃港湾・臨海部対策特別委員会資料よりそのまま転載
資料7 平成30年6月29日 環境清掃部清掃リサイクル課) 「清掃負担の公平」の検証と算定方式の検討について

1 検証の経緯
 「清掃負担の公平」については、平成20年5月13日の特別区長会総会での了承に基づき、3年ごとに制度の検証を行うこととされている。前回、平成26年度の検証から3年が経過したため、特別区清掃主幹部長会において制度の検証と算定方式の検討を行った。

2. 現行算定方式における検証すべき課題
【特別区副区長会総会(平成29年2月6日)下命事項】
 平成31年度以降の各区負担金の算出に当たり、現行の金銭による負担の調整の方策を検証し、その結果を踏まえて算定方式等をとりまとめ、平成30年2月の副区長会に報告すること

 検証にあたり、清掃主幹部長会および下部組織の「清掃負担の公平」制度検討会において課題の検討を行ってきたが、中間報告以降の論議の中で、副区長会下命事項の捉え方が区により大きく異なり、一定の結論をまとめるに至らなかった。

3. 合意事項
 清掃工場の計画外の長期停止時の取扱いについて、一定の条件の下で半額免除の取扱いを適用する。

(1)半額免除の基準
 工場の焼却炉の全炉それぞれの焼却日数が、清掃一組の一般廃棄物処理基本計画の年間稼働日数(283日)を60日以上下回る場合に適用する。

(2)算定方法
 全炉停止日数が30日につき1ヶ月(30日未満切り上げ)と換算し、月単位で半額免除とする。
 ・ 過去においては、平成26・27年度の世田谷清掃工場の事例が該当する。
 ・ 東京2020大会等の大規模事業により、搬入受入が長期間連続して停止される場合は、清掃工場の建て替え及びプラント更新中の取扱いを準用する。

4. 適用時期
 平成30年度より適用

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 「清掃負担の公平」制度に関する各区の意見、
上記の表(原本)からわかりやすく区名を入れて作り替えた ↓ ↓

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ほんとうに、、、
長年、江東区が求めていたものとはいえ、、、、あの「「負担の公平・役割分担のあり方検討会」解決に向けての骨太方針」とか「平成22年度より可燃ごみ処理に負担金制度の導入」とか、、

いまさらながらでも、異論続出でも不思議ではない、、7年もよく続いたとおもうもの、、
さもありなんというか、、なかには、「弁護士を立てて、、、」などという区もあったようで、
できれば話し合いでの解決を望むが、、、どうなることか、、

そもそもの、負担の公平・役割分担のあり方検討会 解決に向けての骨太方針(平成19年3月29日)では、恒久的なものではないとしているし、一定の平準化が図られるまでの間としているわけだし、、、また、その平準化がはかられるための努力というか、その具体的な方策についてはほとんどなにもしていないに等しいので、、、本来は、確実に、ごみの減量を行うべきであるのに、、、とはいえ、現実的には大変なこともわかるが、、、さもなくば、焼却施設の平準化を行うしかなくなるし、、、あまり混迷するようなら、、共同処理体制自体の見直し論議もすればいい、、、小ブロックで編成し直しとか、清掃一組から脱退とか、そういう勇気のあるくはないか、、

負担の公平の方策について
 金銭による負担の調整は、負担の公平・役割分担のあり方の解決策として、これを恒久的なものとすることは不適当である。
 しかし、清掃工場の処理量について一定の平準化が図られるまでの間、金銭による調整措置を一部、例外的、限定的に導入することとし、今後、早急に具体的な検討を行う。
 なお、本項は、工場のない区にのみ適用するものではなく、23区共通事項として措置するものであること、その趣旨とするものである。


●「各区の負担の調整額」の確定額支払額推移 支払い区にしてみれば大変な金額にはなるので

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●各区の分担金(負担の調整後の実納付額)

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関連(本ブログ)
23区 「清掃負担の公平」による負担の調整額(平成30年度)について2017年10月13日
23区の平成22年度より可燃ごみ処理に負担金制度の導入とは~ 2008年06月27日
23区「負担の公平・役割分担のあり方検討会」解決に向けての骨太方針 2007年07月29日


 

江東区議会 清掃港湾・臨海部対策特別委員会案件表
1 日 時 平成30年6月29日(金)午前10時
2 場 所 江東区議会(全員協議会室)
3 懸案事項
  (1) 清掃問題について
  (2) 港湾・臨海部問題について
4 議 題
  (1) 28 陳情第70 号 土壌汚染対策で「虚偽」の説明がなされていた豊洲市場開場の再検討を都に求めることに関する陳情(継)
  (2) 29 陳情第48 号 豊洲への市場移転中止に関する陳情(継)
  (3) 30 陳情第14 号 豊洲市場移転に関する陳情
  (4) 委員の派遣について
5 報告事項
  (1) 有明及び新江東清掃工場の29 年度搬入実績と30 年度搬入計画について
  (2) 中防不燃・粗大ごみ処理施設整備事業について
  (3) 海の森水上競技場の整備に伴う廃棄物処理施設(最終処分場)の変更許可申請書に対する区長意見について
  (4) 平成29 年度ごみ量について
  (5) 「清掃負担の公平」の検証と算定方式の検討について
  (6) 豊洲市場について
6 協議事項
  (1) 平成31 年度東京都に対する要望事項について
  (2) 東京港第8次改訂港湾計画の変更(案)について
※ 当日は報告事項(1)及び(2)について東京二十三区清掃一部事務組合職員の出席を、報告事項(6)及び協議事項(2)について東京都職員の出席をそれぞれ予定しております。

 

 


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