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Channel: 東京23区のごみ問題を考える
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豊橋市資源化センター、キルン式ガス化溶融炉の熱分解ドラム(?)破損し緊急停止 豊橋市 ごみ処理非常事態宣言へ

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愛知県豊橋市は5日、「ごみ処理非常事態宣言」を発表たという~

資源化センターで先月24日、3基ある焼却炉のうち1基が壊れ緊急停止
点検したところ、ごみを蒸し焼きにするための装置が破損していて、復旧の見通しは立っていないと、、、

豊橋市資源化センターは3炉あって、2炉はキルン式ガス化溶融炉(三井造船)、1炉はストーカー炉、
破損は蒸し焼きの部分というので、ガス化溶融炉の方だろう、、
ガス化溶融炉、蒸し焼き(450℃)状態部分がダイオキシンがいちばん発生する、、

このガス化溶融炉、2009年1月に「フック破断滑車直撃で職員重傷 」という事故があったのだが、、
その時点では直営運転ということだった。今でもそうなんだろうか? 


豊橋市が「ごみ処理非常事態宣言」発表(愛知県)
日テレ 2018年4月5日
 愛知県豊橋市は5日、「ごみ処理非常事態宣言」を発表しました。豊橋市によりますと、ごみ処理を行う資源化センターで先月24日、3基ある焼却炉のうち1基が壊れ緊急停止しました。点検したところ、ごみを蒸し焼きにするための装置が破損していて、復旧の見通しは立っていないということです。豊橋市では、毎日約300トンのごみが焼却されていますが、すべて処理できなくなる可能性があり、「ごみ処理非常事態宣言」を発表し、ごみを分別して減らすよう市民に呼びかけています。
[ 4/5 19:20 中京テレビ]

豊橋市がごみ処理非常事態宣言
NHK 2018年4月5日
愛知県豊橋市のごみ処理施設で、3つある焼却炉のうち1つが故障し当面、ごみの処理が追いつかない見通しとなり、市は5日、市民に対して、ごみを出来るかぎり出さないよう呼びかける「ごみ処理非常事態宣言」を出しました。

 

豊橋市資源化センター

焼却施設 施設概要 施設概要・処理システム紹介 施設名  焼却処理施設 処理能力  200t/日 × 2基 ( 1,2号炉 ) 平成14年4月稼動
150t/日 × 1基 ( 3号炉 ) 平成3年3月稼動 処理方式  全連続キルン式ガス化溶融炉 (1,2号炉)
全連続ストーカ式焼却炉 (3号炉)

 

 

7つのポイント

ごみ熱分解・燃焼溶融施設7つのポイント

熱分解ドラム

1排ガスは極めてクリーン、公害の心配はありません。 ごみは約450℃で蒸し焼きにして熱分解ガスとカーボンに改質します。これを約1,300℃の高温で完全燃焼し、ダイオキシン類の発生を抑制します。燃焼後の排ガスは、廃熱ボイラ・減温塔で約170℃まで冷却された後、2段のバグフィルタで除塵、脱塩をし、さらに触媒反応塔で窒素酸化物とダイオキシン類が除去されます。煙突から排出される排ガスはクリーンで、公害の心配はありません。 2ごみの容積を大幅に減容します。   約1,300℃の高温燃焼により、カーボン中の灰分を溶かしスラグとして回収、有効利用します。また、排ガス中に含まれる飛灰は1段目のバグフィルタで回収し、再び溶融炉に送られスラグ化します。このため、埋立処分するのは、2段目のバグフィルタで回収された脱塩残さ(重金属固定剤で固形化し処分します)が主なものであり、埋立処分量は従来炉に比べて大幅に減容されます。  

高温空気加熱器

熱分解ドラムの画像

熱分解ドラム

3ごみを無害化します。 約1,300℃の高温で灰分をスラグ化することにより、従来炉の焼却灰と違い、ダイオキシン類はなく、重金属類もほとんど溶け出しません。   4スラグを有効利用します。 スラグはガラス質の砂状で、品質が安定しているため、土木建築資材として、アスファルト用細骨材、コンクリート二次製品用細骨材など、天然砂の代わりに有効利用することができます。 5金属類のリサイクルに優れています。 ごみに混入する鉄、アルミ缶は、熱分解後の分別工程で選別、回収されます。熱分解ドラム内は、約450℃という比較的低温で酸素のない状態のため、金属類は酸化しない価値の高い状態で回収されます。 6余熱を有効利用します。

燃焼溶融炉の画像

燃焼溶融炉

空気比1.2という少ない空気量で完全燃焼できるため、排ガスの持ち出す熱量が小さく、さらに高温・高圧(400℃、 40気圧)の蒸気条件により効率よく熱回収でき、高い発電効率が得られます。発電された電気は施設内で使用され、余った電気は電力会社へ売電します。また、発電以外にも、蒸気を温室や温水プールなどに利用します。   7ごみの持つエネルギーで運転します。

この燃焼溶融炉は、1,300℃の高温燃焼とごみの熱分解という点で、従来の焼却炉と大きく異なっております。空気比 1.2という少ない空気量により1,300℃の高温燃焼は可能となり、また、熱分解ドラムで使用される加熱空気は、燃焼溶融炉後部の高温空気加熱器で熱回収することによって熱循環サイクルを実現しています。

焼却システム

  施設フロー図 ごみ熱分解・燃焼溶融施設フロー

熱分解燃焼溶融施設フロー(クリックで拡大します)
※ クリックで拡大します

  3号炉フロー

3号炉フロー図
※ クリックで拡大します

 

 

 

 


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