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富山市がメタンガス発電 下水道汚泥処理時の副産物活用 19年から 運営企業、公募中

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■ 富山市がメタンガス発電 下水道汚泥処理時の副産物活用
中日新聞-2017年5月13日
19年から 運営企業、公募中
 富山市は2019年から、下水道の汚泥処理の際に発生するメタンガスを活用した発電事業に乗り出す。同市浜黒崎の下水処理施設「浜黒崎浄化センター」で、民間資金とノウハウを活用する民設民営方式で事業を展開する計画。市上下水道局の担当者は「貴重な下水汚泥を有効活用し、二酸化炭素削減にもつなげたい」と狙いを語る。(杉原雄介)
 同センターでは消化タンクで汚泥を消化分解する際に、年間約二百十万立方メートルのメタンガスが発生。うち三割弱はタンクの燃料として利用するが、残りは焼却処分している。再生可能エネルギーで発電した電気の買い取りを電力会社に義務付けた「固定価格買取制度」が一二年に施行されてから、市はメタンガス発電の実施を検討してきた。
 計画では、市が同センターの用地四百平方メートルを年二十四万円で企業に貸し、企業に発電施設を整備してもらう。市は燃料となるメタンガスを販売し、企業は発電分を北陸電力に売電することで、それぞれ収益を得る仕組みを想定している。市は発電事業を行う企業を公募しており、九月までに選定する意向。
 市上下水道局の担当者は取材に「発電規模は企業が決まってから話し合う。下水道料金の値上げを防ぐため、事業の収益はセンターの維持管理に充てたい」と語った。

 メタンガス発電 メタンガスを燃料として発電機のエンジンを動かす発電方法。生ごみや間伐材といった動植物から生み出される再生可能エネルギーを燃料とするバイオマス発電の一種で、石油や石炭などの化石燃料を使った発電と比べ、大気中の二酸化炭素増加を抑えられるのが特長。

 


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