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JFEエンジニアリング 東南アジア初のシャフト式ガス化溶融炉を受注 ~シンガポール国 南洋理工大学と共同研究~

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JFEエンジニアリング「完成予想CG」より


JFEエンジニアリング 株式会社

東南アジア初のシャフト式ガス化溶融炉を受注
~シンガポール国 南洋理工大学と共同研究~

2017年4月14日
JFEエンジニアリング株式会社 

 JFEエンジニアリング株式会社(社長:大下元、本社:東京都千代田区)は、このたびシンガポール南洋理工大学(以下、NTU)から、シャフト式ガス化溶融炉の建設工事を受注しました。当社は、昨年7月にNTUと「ガス化溶融炉を用いた共同研究契約」を締結しており、プラント建設後、実証試験段階に入ります。尚、このプロジェクトは、東南アジア初のシャフト式ガス化溶融炉建設となります。

 当社は、今回の実証試験において、NTUと共同で以下の点を検証する予定です。
・石炭コークスの代替としてバイオマス燃料を利用。
・一般廃棄物と焼却灰等の混焼。
・灰溶融により生じる副産物であるスラグの再資源化の検討。

 ガス化溶融炉は、ごみを高温でガス化・溶融することにより、灰を排出することなくスラグ・メタル等の資源に変えることができる特長を有しています。国土の狭いシンガポールでは、政府が最終処分量の減容化を積極的に推進しており、ガス化溶融炉は、灰を埋め立てる必要のない次世代の廃棄物処理技術として大変注目されています。

 当社の独自技術によるガス化溶融炉は、日本国内で数多く導入され、10年以上の安定した運転実績があります。こうした実績やノウハウが、環境に配慮しつつ廃棄物の最終処分量を削減するNTUの研究開発内容に沿った提案に繋がり、受注に至りました。

 これからも当社は、都市環境プラントのリーディングカンパニーとして、世界各地の実情に最適な商品を提供し、循環型社会の形成に貢献してまいります。

■受注概要

(1)発注者 : 南洋理工大学
(2)工事場所: シンガポール国 トゥアス工業団地内
(3)処理規模: 11.5t/日×1炉
(4)工期  : 2018年末竣工予定

 

 


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