■ 職員3人を懲戒処分 柏市
千葉日報-2017年3月28日
柏市は27日、公務中の人身事故で救護措置を行わなかったとして、環境部北部クリーンセンター職員の運転手男性(57)を停職3カ月、同乗していた同職員の助手男性(60)を減給10分の1(6カ月)とする懲戒処分を行ったと発表した。処分は同日付。
市人事課によると、運転手男性は2015年5月、柏市大室の市道でごみ収集作業のため塵芥車を運転、歩いていた小学生の女子児童に接触し、すり傷や打撲の軽傷を負わせたまま救護措置を行わなかった。
男性らは児童が「大丈夫」と言って去ったため業務を続けたという。作業終了後に職場に報告、児童の親から警察にも通報が入り発覚した。運転手男性は昨年9月、運転免許取り消しの行政処分を受けた。先月、市が治療費約19万円を支払うとして児童の両親と示談が整った。
また、市消防局は27日、昨年3月の非番日に自家用車で赤信号の交差点に入り、自転車と乗用車2台が絡む人身事故を起こしたとして、西部消防署富勢分署の消防士男性(20)を戒告の懲戒処分にした。
秋山浩保市長は「極めて遺憾。法令順守と公務員としての自覚を持った行動について指導を徹底し、信頼回復に努める」とコメントを出した。