小型ながら優れた性能で注目される長崎県長与・時津両町のごみ焼却施設「クリーンパーク長与」
毎日新聞「ごみ処理 国産技術の小型焼却施設に注目」より転載
毎日新聞の特集記事なのか?
フォーラム・ファイル「ごみ処理 国産技術の小型焼却施設に注目」で、長与・時津環境施設組合の「クリーンパーク長与」のことが詳しくでている~ あまりに持ち上げすぎ記事では~とおもいもしたが、、、
これまでの流れというか、CO問題にも多少触れ、総務省の「一般廃棄物処理施設の整備・維持管理に関する行政評価・監視 <結果に基づく勧告>」にもふれ、、、最後は、「長与・時津環境施設組合の小規模施設の成功については、環境省もプランテック社の勝井征三社長を16年10月に川崎市で開かれた「第60回生活と環境全国大会」(日本環境衛生センター主催)で環境大臣表彰するなど注目しており、今後、ごみ行政にも影響を与えるかもしれない。」と締めている。
ごみ処理 国産技術の小型焼却施設に注目
毎日新聞 2017年1月13日
長崎県の「クリーンパーク長与」 環境、コスト面で高性能
長崎県の中央にありカキの養殖などでも知られる大村湾の南側、みかん畑が広がる丘陵地に、地元の長与町と時津町が建設したごみ焼却施設「クリーンパーク長与」が評判となっている。国が全国的に進めているごみ焼却施設の大型化、広域化の方向とは違う小型施設ながら、有害物質の除去性能やランニングコストの低減などで多くのメリットを生み出しているからだ。可能にしたのは国産技術。同規模のごみ焼却施設を計画する自治体からの視察が多く、余熱利用の足湯も人気という。
両町はかつて、隣接する旧琴海町と3町でごみ焼却事業を行ってきたが、旧琴海町は2006年、長崎市と合…
環境省の、広域処理で大規模焼却施設をという方針にはあまり納得いかないが、、
しかし、現実問題、広域処理をやらないで、独自に小さな小さなバッチ炉を建設されても困るし、、、、
それぞれいろんな長所、短所はあるのだろうが、、
クリーンパーク長与は、総務省の『一般廃棄物処理施設の整備・維持管理に関する行政評価・監視 結果報告書』のなかで、「ダイオキシン類等が規制値を大きく下回るとされる小規模施設の例」として取り上げられたしだいで、、、
それにしても、、日本の廃棄物行政、どんなに小規模であれ、ごみの焼却という概念はなかなか崩れない、、、
ゼロ・ウエイストを目指す自治体もぼちぼち増えてはいるが、、
ニュースサイトで読む: http://mainichi.jp/articles/20170105/org/00m/010/050000c#csidxaba7914c1ac79fba1b743049ed37ea5

Copyright 毎日新聞 一のトラブルといえば、当初の試験運転時に一酸化炭素の排出濃度が、国基準の3分の1に設定した性能保証値を一時的に若干上回ったことだけ。ごみの質が想定より熱量の高いものだったためで、改良した結果、その後これまでの2年間近く、全くトラブルはないという。
ニュースサイトで読む: http://mainichi.jp/articles/20170105/org/00m/010/050000c#csidxaba7914c1ac79fba1b743049ed37ea5

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クリーンパーク長与
施設名称 クリーンパーク長与所在地 長崎県西彼杵郡長与町斉藤郷1073番地敷地面積 15,800.38㎡建築面積 工場棟/1,926.73㎡ 管理棟/474.64㎡延床面積 工場棟/3,284.60㎡ 管理棟/909.45㎡処理対象物 燃やせるごみ、時津クリーンセンターで選別後の燃やせるごみなど燃焼方式 竪型ストーカ炉処理能力 54トン/日(27トン/24時間×2炉)余熱利用 場内給湯、場内冷暖房、足湯等(熱回収率10%以上)工 期 平成25年5月~平成27年3月
関連(本ブログ) いろいろあった長与・時津環境施設組合
■ 総務省『一般廃棄物処理施設の整備・維持管理に関する行政評価・監視 結果報告書』 2016年03月05日
■ 長与町のごみ焼却施設「クリーンパーク長与」 CO濃度データ改ざん: 「安定稼働達成したかった」 /長崎 2015年09月07日
■ 長与・時津環境施設組合の熱回収施設整備・運営事業は(株)プランテックが落札/長崎 2013年02月28日